【PGAツアー】シグニチャー・イベント（Signature Event）とは？

2024年9月29日2024年11月25日

初回公開日：2024年4月8日
最新更新日：2024年9月29日

PGAツアーの公式戦には通常のレギュラートーナメントの他に格の高いイベントが存在します。

マスターズトーナメント、全米プロゴルフ選手権、全米オープン、全英オープンの四大メジャートーナメントに加えて、PGAツアーの旗艦トーナメントであるプレイヤーズチャンピオンシップが一番格が高いイベントとして存在します。

賞金額とともにフェデックスカップポイントも設定が高くなっていて、通常のイベントが500ポイントに対して、750ポイントが設定されています。

また、これとは別に次に格が高いイベントとしてシグニチャー・イベンツ（Signature Events）というものが存在します。

8つのシグニチャー・イベント

2023年はDesignated Eventsと呼ばれていたもので、2024年からは以下の８つのトーナメントがシグニチャー・イベンツとして指定されています。

シグニチャーイベントの一覧

シグニチャー・イベントは通常のトーナメントよりも賞金設定も高く、フェデックスカップポイントは700ポイントに設定されています。

シグニチャー・イベントは、PGAツアーの競技フォーマットを向上させるために導入されました。

主に、競合するゴルフツアー（特にLIVゴルフ）の影響力の増大に対応するためです。

LIVゴルフは高額な契約金と賞金で、PGAツアーのトッププレイヤーを引き抜いていきました。

そのLIVゴルフの台頭に対抗する方策の一つして導入されたという側面があります。

目標は、最高のプレイヤーを引き付け、ファンとアスリートの両方によりエキサイティングな対戦を提供するプレミアイベントを作成することでした。

シグニチャー・イベントは以下の目的で設計されています：

以下のようなルールでシグニチャー・イベンツは行われています。

フォーマット・ルールの一覧

タイガー・ウッズ、アーノルド・パーマー、ジャック・ニクラスがそれぞれホストとなるジェネシス・インビテーショナル、アーノルドパーマー・インビテーショナル、ザ・メモリアルトーナメントでは36ホール終了後に「50位タイ」もしくは「首位から10打差」までの選手が決勝ラウンドに進出できます。
上記3人がホストとなるトーナメントでは、優勝選手への賞金配分が通常の18％から20％へと高く設定されています。
残りの5つのイベントでは予選カットがなく、優勝選手への賞金配分は18％となっています。
フェデックスカップポイントはレギュラーイベントの500ポイントより高い700ポイントに設定されています。
ザ・セントリーは「前年のPGAツアー公式戦での優勝選手」と「前シーズンのツアーチャンピオンシップまでのフェデックスカップランキングでトップ50の選手」に出場権が与えられる。
イベントとイベントの間に開催されるトーナメントで好成績を収めた選手がシグニチャー・イベントに出場できるシステムを導入している（AONスイング5）。

シグニチャー・イベントの出場資格は以下のとおりとなっています。

前シーズンのツアーチャンピオンシップまでのフェデックスカップポイント・ランキングでトップ50にランクされた選手に、8つの全てのイベントへの出場資格が与えられます。

出場資格を有しない選手の中で今季のポイントランキングで上位10名の選手に出場資格が与えられます。

シーズン序盤に開催されるAT&Tペブルビーチプロアマ、ジェネシス・インビテーショナルでは前シーズンのフェデックスカップ・フォール（FedExCup Fall）のポイントリストで51位から60位にランクされた選手に出場資格が与えられます。

シグニチャー・イベントとシグニチャー・イベントの間で行われたPGAツアー公式戦で最もポイントを稼いだ出場権を有しない上位5名に出場資格が与えられます。

PGAツアー公式戦（アディショナルイベントを除く）の優勝した選手には、優勝したイベント以降に行われる今年のシグニチャー・イベンツへの出場資格が与えられます。

シグニチャー・イベントの開催前の世界ランキングで上位50にランクされている選手に出場資格が与えられます。

ただし、この条件で出場するにはPGAツアー選手である必要があります。

8つのシグニチャー・イベンツはそれぞれ、ある程度の数のスポンサー推薦の枠を有しています。

スポンサー推薦はPGAツアー選手に限定されています。

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