【PGAツアー】バレロ・テキサスオープン2025の概要(4月3日-6日)


バレロ・テキサスオープン20252月6日から2月9日にわたり、テキサス州サンアントニオにあるTPCサンアントニオ・オークスコースで行われます。

目次

バレロ・テキサスオープンとは?

バレロ・テキサス・オープンは、PGAツアーの中でも最も歴史のあるトーナメントの一つであり、ゴルフの伝統と慈善活動に強い結びつきを持っています。

歴史・設立・運営

バレロ・テキサス・オープンは、PGAツアーの中でも最も古いイベントの一つで、1922年に初めて開催されました。

同大会はテキサス州サンアントニオの様々なコースで開催されてきましたが、現在はJWマリオット・サンアントニオ・ヒルカントリー・リゾート&スパの一部であるTPCサンアントニオで開催されています。

このトーナメントは、サンアントニオの地元のビジネスマンによって、市のプロモーションと経済成長を促進するために設立されました。

様々な組織が運営を引き継いできましたが、現在は、ゴルフの普及と慈善寄付の促進を目的とする非営利団体「ゴルフ・サンアントニオ」によって運営されています。

2002年にバレロ・エナジー・コーポレーションがタイトルスポンサーとなり、トーナメントの運営において重要な役割を果たし続けています。

トーナメント名の変遷は以下のとおりとなっています。

  • バレロ・テキサス・オープン(2002-現在)
  • テキサス・オープン(2001)
  • ウェスティン・テキサス・オープン(1998-2000)
  • ラカンテラ・テキサス・オープン(1995-1997)
  • テキサス・オープン(1994)
  • H.E.B.テキサス・オープン(1990-1993)
  • テキサス・オープン(1988/1989)
  • ヴァンテージ・チャンピオンシップ(1986)
  • テキサス・オープン(1981-1985)
  • サンアントニオ・テキサス・オープン(1972-1980)
  • サンアントニオ・オープン・インビテーショナル(1970)
  • テキサス・オープン・インビテーショナル(1956-1967, 1969)
  • テキサス・オープン(1948-1955)
  • サンアントニオ・テキサス・オープン(1946-1947)
  • テキサス・オープン(1922-1932, 1934, 1939-1942, 1944-1945)
  • トーナメント開催なし(1987, 1971, 1968, 1943, 1935-1938, 1933)

ホストコースの変遷は以下のとおりとなっています。

  • ブラッケンリッジパーク・ゴルフコース(1922-1940, 1950-1951, 1952-1955, 1957-1959)
  • ウィロースプリングス・ゴルフコース(1927-1928, 1941-1949)
  • フォートサム・ヒューストン・ゴルフコース(1950-1951, 1956, 1960)
  • オークヒルズ・カントリークラブ(1961-1966, 1977-1994)
  • ピーカンバレー・ゴルフクラブ(1967-1970)
  • ウッドレイク・ゴルフクラブ(1972-1976)
  • ラ・カンテラ・ゴルフクラブ・リゾートコース(1995-2009)
  • TPCサンアントニオ・オークスコース(2010-現在)

特徴

バレロ・テキサス・オープンの特徴は以下のものが挙げられます。

  • 規模の大きい慈善活動:長年にわたり様々な慈善活動のために数百万ドルを集めており、PGAツアーの中でも最も規模の大きい慈善的なイベントの一つとなっています。
  • マスターズ前哨戦:通常、マスターズの直前に開催されるため、選手がゴルフの最も権威あるイベントの一つに出場するための最後の機会となっています。
  • フルフィールド:通常は144名となりますが、2024年は「DPワールドツアー/コーン・フェリーツアー/Qスクール」の条件でツアーに出場している選手が出場できるように156名に増やされました。
  • コースの高い難易度:グレッグ・ノーマンが設計し、セルヒオ・ガルシアがコンサルタントを務めたTPCサンアントニオのオークスコースは、長いフェアウェイ、難しいグリーン、テキサスの自然景観が混在し、地域の予測不可能な風によってさらに難易度が増しています。

TPCサンアントニオ・オークスコース(ホストコース)

TPCサンアントニオはキャニオンコースとオークスコースの2つのコースがあります。

キャニオンコースは著名なコース設計者ピート・ダイとPGAツアー13勝のブルース・リンツキーによるものですが、バレロ・テキサス・オープンで使用されるのはオークスコースです。

挑戦的なデザイン、自然の美しさ、そしてPGAツアーの選手たちに手強い試練を提供することで知られています。

歴史・設立者・運営者

TPCサンアントニオの歴史、設立、運営に関する情報です。

  • オープンすぐにテキサス・オープンのホームに:TPCサンアントニオのオークスコースは2010年にオープンし、その時以来、バレロテキサスオープンのホームとなっています。
  • 高級リゾートの一部:JWマリオット・サンアントニオ・ヒルカントリーリゾート&スパという高級ゴルフリゾートの一部として建設されました。
  • TPCのひとつ:PGAツアーイベントを開催するために特別に設計されたTPC(トーナメントプレイヤーズクラブ)ネットワークの重要な要素です。
  • 運営管理:TPCネットワークは、PGAツアーが所有および運営しており、オークスコースを設立しました。このコースは、プロフェッショナルプレイとリゾートプレイの両方に対応しています。JWマリオットサンアントニオヒルカントリーリゾート&スパも運営の監督を行っています。
  • 設計者:オークスコースは、伝説的なゴルファーであるグレッグ・ノーマンが設計し、元マスターズチャンピオンのセルヒオ・ガルシアが協力しています。

特徴・基本情報

トーナメント使用されるオークスコースの特徴・基本情報です。

  • 特徴:自生したオークの木々に囲まれた起伏のあるフェアウェイと、荒々しいエッジを持つバンカーがあり、独特のキャラクターを持っています。コースは長く(バックティーから7,435ヤード)、狭いフェアウェイ、深いバンカー、不均一な地形のため、戦略的なショットが求められます。
  • ハイライト:終盤のホールが、多くのドラマを生み出します。16番パー3は、圧迫感のあるウォーターハザードで知られており、リスク&リワードの要素が強い距離の長いパー5の18番ホールは、エキサイティングなフィニッシングホールで、勝敗を左右することが多くあります。
  • コースのセッティング:パー72・7,435ヤードで、クラシックなチャンピオンシップレイアウトを持ち、4つのパー3、4つのパー5、10のパー4で構成されています。
  • コースのレイアウト:ティーショットの正確さ、ソリッドなアプローチショット、そして多層のグリーン周りの慎重なプレーを要求します。グリーンは大きなバンカーで保護されています。
  • コースレコード:レコードは2012年のバレロテキサスオープンの第2ラウンドでマット・エブリーが記録した「62」です。
  • 芝の種類:フェアウェイとラフはバミューダグラス、グリーンはチャンピオンズバミューダが使用されています。

チャンピオンバミューダは滑らかで速いパッティングサーフェスを提供しています。通常グリーンは硬く仕上げられ、アプローチショットに難易度を加えています。

歴代の優勝者・優勝賞金

2000年以降のバレロ・テキサスオープンの歴代の優勝者と優勝賞金は以下のとおりとなっています。

  • 2024:アクシャイ・バティア($1,656,000)
  • 2023:コリー・コナーズ($1,602,000)
  • 2022:J.J.グレイ($1,548,000)
  • 2021:ジョーダン・スピース($1,386,000)
  • 2020:中止
  • 2019:コリー・コナーズ($1,350,000)
  • 2018:アンドリュー・ランドリー($1,116,000)
  • 2017:ケビン・チャッペル($1,116,000)
  • 2016:チャーリー・ホフマン($1,116,000)
  • 2015:ジミー・ウォーカー($1,116,000)
  • 2014:スティーブン・ボウディッチ($1,116,000)
  • 2013:マーティン・レアード($1,116,000)
  • 2012:ベン・カーティス($1,116,000)
  • 2011:ブレンダン・スティール($1,116,000)
  • 2010:アダム・スコット($1,098,000)
  • 2009:ザック・ジョンソン($1,098,000)
  • 2008:ザック・ジョンソン($810,000)
  • 2007:ジャスティン・レオナード($810,000)
  • 2006:エリック・アックスリー($720,000)
  • 2005:ロバート・ガメス($630,000)
  • 2004:バート・ブライアント($630,000)
  • 2003:トミー・アーマー3世($630,000)
  • 2002:ロレン・ロバーツ($630,000)
  • 2001:ジャスティン・レオナード($540,000)
  • 2000:ジャスティン・レオナード($468,000)

2025年大会の賞金配分・ポイント配分

2025年大会の情報は確認ができ次第、更新する予定です。

それまでは2024年の情報を参考として記載します。

2024年は賞金総額920万ドル、優勝賞金165万6000ドル、フェデックスカップ(FedExCup)ポイントは500ポイントに設定されていました。

2024年大会の賞金配分とポイント配分は以下のとおりとなっています。

スクロールできます
POSPRIZEPTSPOSPRIZEPTS
1$1,656,00050016$158,70053
2$1,002,80030017$149,50051
3$634,80019018$140,30049
4$450,80013519$131,10047
5$377,20011020$121,90045
6$333,50010021$112,70043
7$310,5009022$103,50041
8$287,5008523$96,14039
9$269,1008024$88,78037
10$250,7007525$81,42035.5
11$232,3007026$74,06034
12$213,9006527$71,30032.5
13$195,5006028$68,54031
14$177,1005729$65,78029.5
15$167,9005530$63,02028

出場資格の一覧

バレロ・テキサスオープンの出場権は、PGAツアーの定めるプライオリティランキングによって決定します。

プライオリティ・ランキングの詳しい情報は以下のページにまとめています。

/https://getinfomation.net/pgatour/pga-tour-priority-ranking/

出場予定選手

2025年大会の情報は確認ができ次第、更新する予定です。

なお、松山英樹選手は、例年、マスターズ・トーナメントへのステップとして出場を続けています。例年どおりであれば出場が予想されます。

PGAツアーメンバーの久常涼選手もエントリーすれば出場できるフィールドです。

テレビ放送・ネット配信

2025年大会の情報は確認ができ次第、更新する予定です。

それまでは2024年の情報を参考として記載します。2024年大会のテレビ放送とネット配信の媒体と放送・配信日時は以下のとおりとなっていました。

2024年バレロ・テキサス・オープンのテレビ放送とネット配信の情報は以下の通りです。

テレビ放送

テレビ放送のメディアと配信日時は以下のとおりでした。

BSJapanext(BS263ch)

  • 3日目: 4月7日(日)5:00~7:30(生中継)
  • 最終日: 4月8日(月)5:00~7:30(生中継)

ゴルフネットワーク

  • 1日目: 4月5日(金)5:00~8:00(生中継)
  • 2日目: 4月6日(土)5:00~8:00(生中継)
  • 3日目: 4月7日(日)2:00~7:00(最大延長8:00・生中継)
  • 最終日: 4月8日(月)2:00~7:00(最大延長10:30・生中継)

ネット配信

ネット配信のメディアと配信日時は以下のとおりでした。

U-NEXT

  • 1日目: 4月5日(金)5:00~8:00(生中継)
  • 2日目: 4月6日(土)5:00~8:00(生中継)
  • 3日目: 4月7日(日)2:00~7:00(生中継)
  • 最終日: 4月8日(月)2:00~7:00(生中継)

ゴルフネットワークプラス

  • CS/CATVのゴルフネットワークと同じ時間帯でライブ配信

つながるジャパネット(BSJapanextの公式アプリ)

  • 3日目と最終日をテレビ放送と同じ時間帯でライブ配信
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