戦力補強において影響を与える数字が戦力均衡税(Competitive Balance Tax)です。
年俸総額がこの設定された数字よりも大きいチームは、税金として支払いが生じることになります。
ぜいたく税とも言われる金額ですが、戦力の均衡化をはかるための施策として戦力均衡税(Competitive Balance Tax)と呼ばれています。
目次
戦力均衡税の年度別の設定
戦力均衡税の年度別の設定は以下のとおりとなっています。
- 2022年: 2億3000万ドル
- 2023年: 2億3300万ドル
- 2024年: 2億3700万ドル
- 2025年: 2億4100万ドル
- 2026年: 2億4400万ドル
戦力均衡税の支払い金額
戦力均衡税の支払い金額は、超過した金額そのままが支払い対象となるわけではありません。
何年連続でこの基準を超過したかによって支払い金額は変更されます。
- 1年目: 超過金額の20パーセント
- 2年連続: 超過金額の30パーセント
- 3年連続以上: 超過金額の50パーセント
基準額を年俸総額が下回った場合、このパーセンテージはリセットされます。
例を挙げると、3年連続で基準額を上回ったものの、1年下回った場合はリセットされ、再び基準値を上回っても、1年目というカウントとなり超過額の20%の支払いとなります。
課徴金
さらに超過額が大きくなった場合の課徴金も設定されています。
- 超過額 2000万ドルから4000万ドル: 12パーセントの課徴金
- 超過額 4000万ドルから6000万ドル: 1年目 42.5パーセント、2年連続以降 45パーセントの課徴金
- 超過額 6000万ドル以上: 60パーセントの課徴金
ドラフト指名権への影響
基準額を4000万ドル以上上回ったチームは、次のドラフト会議で指名権が6番目まででない場合、10番指名権が下がります。その場合、2番目に高い指名権も10番後退することになります。
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