シアトル・マリナーズがホワイトソックスのディラン・シーズの獲得に動く可能性が伝えられています。
マリナーズの先発ローテの防御率3.89は両リーグ4位でブライス・ミラー、ブライアン・ウーなどもいて層も厚いのですが、トレード補強に動く可能性があるようです。
MLBネットワークのJon Morosiによると以下のような内容が伝えられています。
- ディラン・シーズはFAまで2シーズンを残していて、現在(2024年1月3日時点)のトレード市場では一番の大物
- 先発投手を必要としているオリオールズがシーズにとって一番マッチするチーム
- マリナーズはミッチ・ガーバーと2年契約を結んだ後も打線の補強を目指している
- シーズを獲得したあとに、ブライス・ミラー、ブライアン・ウーなど若い投手を交換要員として強打者をトレードで獲得するかもしれない
- シーズがこのシーズンオフにトレードで移籍する可能性は高い
- マリナーズをディラン・シーズのトレード先候補から外さないほうがいい
ディラン・シーズの年度別成績は以下の表のとおりとなっています。
2022年には32試合184.0回、防御率2.20、14勝8敗、WHIP1.11でサイヤング賞投票で2位となりました。
ただ、2023年は33試合177.0回、防御率4.58、7勝9敗、WHIP1.42とイマイチな成績に終わっています。
しかし、内容を見ると守備の影響を排除した疑似的な防御率であるFIPは3.72と悪い数字ではありませんので、2024年にバウンスバックできる可能性が十分にあります。
現在のマリナーズの予想先発ローテは以下のとおりとなっています。
- ルイス・カスティーヨ(197回/防御率3.34/14勝9敗/WHIP1.10)
- ローガン・ギルバート(190.2回/防御率3.35/13勝10敗/WHIP1.04)
- ジョージ・カービー(190.2回/防御率3.73/13勝7敗/WHIP1.08)
- ブライス・ミラー(131.1回/防御率4.32/8勝7敗/WHIP1.14)
- ブライアン・ウー(87.2回/防御率4.21/4勝5敗/WHIP1.21)
今の編成のまま打者の補強に動く可能性もあり、ディラン・シーズが必ずしも必要ではありません。
ただ、レンジャーズとアストロズがいるア・リーグ西地区のため、2023年の同じ戦力で勝ち抜ける可能性は高くありません。
年俸総額に制限があるため、ディラン・シーズをはじめとするトレード市場での動きが予想されるマリナーズで、まだまだ動きはありそうな気配です。