補強は一区切りかと思われたシアトル・マリナーズですが、再びトレード市場で大きな動きを見せました。そして相手となったツインズにとってはオフシーズンで最初の大きな動きとなりました。
トレードの内容は以下のとおりとなっています。
- マリナーズ獲得:ホルヘ・ポランコ(2B)
- ツインズ獲得:アンソニー・デスクラファニー(SP)、ジャスティン・トーパ(RP)、ガブリエル・ゴンザレス(Minor)、ダレン・ボーエン(Minor)、800万ドル
マリナーズがアンソニー・デスクラファニーの年俸1200万ドルのうち、800万ドルを負担するかたちでトレードが成立しています。
ロビー・レイのトレードでジャイアンツから獲得したアンソニー・デスクラファニーを交換要員としてマリナーズは使ったことになります。
ホルヘ・ポランコの契約は2024年が6年3600万ドルの最終年となっていて年俸1050万ドルとなっています。2025年はチーム側に選択権があるチームオプションで、1200万ドルの年俸と破棄した場合のバイアウト75万ドルが設定されています。
ホルヘ・ポランコの年度別成績は以下の表のとおりとなっています。
ホルヘ・ポランコは2021年シーズンには152試合に出場し33本塁打、98打点、打率.269/出塁率.323/長打率.503/OPS.826という成績を残しています。
ただ、フルシーズンをプレーしたのは、このほかには2019年くらいで、この辺りがマリナーズにとって気になるところではあります。
2023年は80試合302打数で本塁打14、打点48、打率.255/出塁率.335/長打率.454/OPS.789という数字を残しています。
マリナーズにとってセカンドは穴の一つです。
2023年はコルテン・ウォンが67試合で打率.165/出塁率.241/長打率.227/OPS.468、ホセ・カバレーロが104試合で打率.221/出塁率.343/長打率.320/OPS.663、ジョシュ・ロハスが46試合で打率.272/出塁率.321/長打率.400/OPS.721という成績で、物足りない数字しかセカンドでは残っていません。
ホルヘ・ポランコの加入により、その穴を埋めることが期待できる布陣となりました。予想される2024年マリナーズの新しいスターティングメンバーは以下のとおりとなっています。
Order | Position | Player | BATS |
---|---|---|---|
1 | SS | J.P.クロフォード | L |
2 | CF | フリオ・ロドリゲス | R |
3 | 2B | ホルヘ・ポランコ | S |
4 | DH | ミッチ・ガーバー | R |
5 | C | カル・ローリー | S |
6 | 1B | タイ・フランス | R |
7 | LF | ルーク・ラリー | L |
8 | RF | ミッチ・ハニガー | R |
9 | 3B | ジョシュ・ロハス | L |
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