【MLB】2024年に最も「死に金」を支払う球団は?

ニューヨークメッツはシーズン開幕時の時点で3億1860万ドルの年俸総額が予想されています。

この金額はドジャースやヤンキースを上回る金額で、MLBで最多の金額となります。

メッツはシーズンオフに大きな補強に動けない理由がこの金額の大きさで、2024年は移行期にあると見られていますが、それでも戦力的にはポストシーズン進出を狙えると考えられています。

そのメッツですが、最も死に金を2024年に支払う球団となるようです。

USA TODAYのBob NightengaleはMLB’s very bad week: Shohei Ohtani gambling scandal, union civil war before Opening Dayで以下のように伝えています。

The New York Mets, who lost in excess of $200 million last season, easily have the most dead money on the books this season. They are paying $70.3 million for players no longer on their roster.

That’s $10 million more than the Oakland A’s are paying for players who are actually on their active roster this season. Their payroll is $60.9 million.

メッツはロースターにはすでにいない選手のために7030万ドルの支払いが2024年にあること。そして、この金額はアスレチックスが2024年にロースターにいる選手に支払う予定の6090万ドルよりも高額であるとのことです。

メッツが2024年にロースター外の選手に支払う主な選手は以下のとおりとなります。

  • マックス・シャーザー:$30,833,333
  • ジャスティン・バーランダー:$25,000,000
  • ジェームズ・マッキャン:$8,000,000
  • トマス・ニド:$2,100,000
  • フィル・ビックフォード:$900,000
  • ヨハン・ラミレス:$100,000

マックス・シャーザーとジャスティン・バーランダーともに2024年の年俸は4333万3333ドルとなっています。

そのうちアストロズのジャスティン・バーランダーに2500万ドル、レンジャーズのマックス・シャーザーに3083万3333ドルをメッツは支払うことになります。

メッツはこの死に金が2025年には一掃されるため、資金に大きな余裕ができます。そのため2024‐25のシーズンオフは再び大きな補強に動くと、メディアでは予想されています。

この死に金がなくなるのを待つ2024年は移行期となりますが、2023年に100勝以上したチームのコアが残っているため、2024年もチャンスがあると見られています。

投打ともに充実しているブレーブスに勝つのは簡単ではありませんので、ポストシーズン進出を狙う戦いになるかもしれませんが、一定の期待がされているニューヨークメッツです。

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