ディラン・シーズの獲得にヤンキース、レンジャーズ、パドレスの3チームが動いていると報じられていました。
その中からパドレスがトレードの成立にこぎつけたようです。
パドレスがディラン・シーズを獲得し、交換要員として4人の選手がホワイトソックスに移籍することになるようです。
Welcome to San Diego, Dylan!
We have acquired RHP Dylan Cease from the Chicago White Sox. Details: https://t.co/iN6rWqtJpq pic.twitter.com/jOXgCgXys4
— San Diego Padres (@Padres) March 14, 2024
交換要員となったのがファン・ソトのトレードでヤンキースから移籍してきたドリュー・ソープ。
ドリュー・ソープは評価の高いプロスペクトで、MLB全体で以下のようにランクされています。
- ベースボールアメリカ:58位
- MLB公式サイト:85位
- ベースボールプロスペクタス:45位
ホワイトソックスにとってはドリュー・ソープがトレード成立するうえでの軸になったと考えられます。
加えてハイロ・イリアルテ(2A)、サミュエル・ザバラ(A+)、スティーヴン・ウィルソン(Major)の3人とのパッケージでのトレードとなっています。
パドレスは年俸総額の削減が方針のため、フリーエージェントとなった以下の選手を引き留めることできませんでした。
- ジョシュ・ヘイダー(RP)
- セス・ルーゴ(SP)
- ニック・マルティネス(RP/SP)
- マイケル・ワカ(SP)
まだ移籍先が決まっていないものの、ブレイク・スネルもこのグループに入ることが、ほぼ確実です。
ディラン・シーズは2025年シーズン終了後にFAとなるため、ホワイトソックスは2年間はコントロールできることになります。
シーズは2022年に32試合184イニングで14勝8敗、防御率2.20、奪三振227、WHIP1.11という成績でサイヤング賞投票で2位になっています。
2023年は33試合177イニングで防御率4.58と数字を落としましたが、配球を変えれば数字は残せるとの見通しもあり、パドレスの他、ヤンキース、レンジャーズも獲得に動きました。
パドレスはフリーエージェントとなった選手で空いてしまった穴を、ヤンキースとのトレード、ホワイトソックスとのトレードで埋めることになります。
支出を抑えながらの補強の結果、2024年のパドレスの先発ローテは以下のようになると予想されます。
- ダルビッシュ有(RHP)
- ジョー・マスグローブ(RHP)
- ディラン・シーズ(RHP)ホワイトソックスから移籍
- マイケル・キング(RHP)ヤンキースから移籍
- ジョニー・ブリート(RHP)ヤンキースから移籍
ナ・リーグ西地区にはドジャースのほかに、ダイヤモンドバックスもいて、簡単ではないのですが、2024年に再び勝負をかける姿勢をディラン・シーズのトレードで明確にした
と言えるパドレスです。
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