タンパベイレイズは99勝63敗でレギュラーシーズンを終えて、ワイルドカードでプレーオフに進出しました。
その原動力の一つとなったのが投手力です。
チーム防御率3.86は両リーグ5位、また先発投手のチーム全体での防御率は3.92で両リーグ5位と安定したパフォーマンスでした。
その先発ローテの一角を担ったのがタイラー・グラスノーです。
タイラー・グラスノーの成績は以下の表のとおりとなっています。
2023年シーズンは21試合120イニングを投げて、防御率3.53、10勝7敗、奪三振162と結果を残し、レイズの先発ローテの中核を担いました。
問題なのは2024年の年俸が高額で、レイズにとって大きな負担になることです。
タイラー・グラスノーは2年3035万ドルの契約を結んでいるのですが、2023年は535万ドルですが、2024年は2500万ドルに跳ね上がる内容となっています。
レイズは2024年の年俸総額が上昇することを受け入れる姿勢であるとは報じられています。
ただ、年俸総額が2023年で7900万ドルに対して、このまま行くと2024年が1億3000万ドルに増えると予想されています。
この予算規模のチームで、一人の選手に果たして2500万ドルを支払うことには疑問符がつきます。
また2023年こそ120イニングを投げましたが、それ以外のシーズンで100イニング以上を投げたのは1回しかありません。
奪三振率は高く、能力が素晴らしいことはわかるのですが、マウンドに立てなければ、意味がありません。
この辺りはトレードでの獲得に興味を示す球団にとっても二の足を踏むところではあります。
どちらにしてもタイラー・グラスノーは2024年シーズン終了後にFAとなります。今が売り時ではありますので、レイズの動きが注目されます。
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