99勝63敗という成績ながらも地区2位という成績に終わり、ポストシーズンに進出したタンパベイ・レイズです。
しかし、ワイルドカードゲームではレンジャーズに2連敗を喫し、早々にポストシーズンから脱落をしました。
そのレイズは経済的に強固な基盤がないため、年俸が高騰してくる選手をトレードに出して、若い選手を獲得して補強するのが常套手段ともなっています。
そのレイズが先発ローテ2番手格のタイラー・グラスノーをトレードに出す可能性があると、タンパベイタイムズのMarc Topkinが伝えています。
タイラー・グラスノーの成績は以下の表のとおりとなっています。
2023年は21試合120イニンで防御率3.53、10勝7敗、WHIP1.08と安定した成績を残しています。ただ、問題なのはフルシーズンを投げたのが少ないことで、さらに2018年111.2イニングと2023年の120イニングもフルシーズンとは言えない数字です。
ただ、奪三振率は2023年が12.2、与四球率が2.8と投手としての能力の高さを感じさせる数字です。
タイラー・グラスノーは2024年シーズン終了後にFAとなります。
レイズとグラスノーは現在2年3035万ドルの契約を結んでいます。ただ、この契約は1年目の2023年が535万ドルと少なく、2年目の2024年は2500万ドルと膨れ上がります。
開幕時の年俸総額が7310万ドルで両リーグ28位のレイズには、あまりにも大きな負担となります。何としても、この負担は避けたいところです。
フルシーズンを投げてないないことは引っ掛かりますが、マウンドに立っているときは投手として圧倒的なパフォーマンスを見せてくれるタイラー・グラスノーです。
レイズがどれだけ年俸を負担するのかも含めて、トレードの成り行きが注目されます。
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