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ヤンキースがブレイク・スネルの獲得に二の足を踏む理由とは?

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ヤンキースがマーカス・ストローマンと契約する前には、ブレイク・スネルに6年1億5000万ドル規模のオファーをしていたと報じられています。

そのオファーを蹴られた結果、ヤンキースは即座にマーカス・ストローマンに軸足を移して、契約にこぎつけました。

これでヤンキースの先発ローテにもある程度、目途がたったのですが、引き続きヤンキースはブレイク・スネルにオファーをしているようです。

ブレイク・スネルにはエンゼルスとジャイアンツも動いているようです。

ヤンキースもブレイク・スネルが欲しいか欲しくないかと問われれば、欲しいのでスネルが望むような金額ではないもののオファーを続けています。

金銭的に上積みすれば契約は難しくないのですが、ヤンキースにはそう簡単にはできない理由も存在しています。

New York PostのGreg JoyceがWhere things stand between the Yankees and Blake Snellで以下のように伝えています。

Because the Yankees are above the highest luxury-tax threshold and have paid the luxury tax three straight years, every penny over $297 million costs them 110 percent.

So if Snell were to sign a contract with an average annual value of $30 million, the Yankees would have to pay $33 million on top of that — so $63 million total for Snell in 2024.

ヤンキースの2024年の年俸総額はすでに2億9700万ドル程度まで膨れ上がっています。これより大きい金額には110%のぜいたく税(戦力均衡税)の支払いが生じます。

すなわち年平均で3000万ドルの契約をスネルと結んだ場合、3300万ドルのぜいたく税の支払いが生じます。

つまりスネルと契約することは、2024年はトータルで6300万ドル(スネル:3000万ドル+ぜいたく税3300万ドル)程度を支払うことを受け入れる必要があることになります。

ただ、すでにFAまで1年しかないファン・ソトを獲得した時点で、2024年の優勝は必達の目標となっています。それを考えれば、大胆な投資に踏み切ることも否定できません。

いずれにしても投手のさらなる補強には動いていると報じられていますので、シーズン開幕まで動向が注目されるヤンキースです。

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