2021年までMLBのドラフト指名順位は前シーズンの勝敗による成績で決定されていました。
しかし、2022年のMLBと選手会が結んだ労働協約によって、最初の6番目までの順位はLottery(くじ)で決定されるように変更されました。
プレーオフに進出できなかった18チームがドラフト全体1番目の指名権を手にする可能性があるLottery(くじ)となっています。
Lottery(くじ)で決定するのは、1番目から6番目です。7番から18番はLottery(くじ)の確率によって順位が決定されます。
Lottery(くじ)は勝率が高いチームは、より上位の順位を獲得する確率が低いように調整されています。
このLottery(くじ)の目的は良い指名順位を手にするために、意図的にチームを解体して成績を悪くするということを抑止することです。
2023年ドラフトから導入され、2024年のドラフトの指名順位に関してウィンターミーティングで決定されました。
ナショナルズは2023年に5番目に悪い成績に終わりました。そのため以前だと5番目の指名順位を手にしていました。しかし、年俸総額が大きくレベニューシェアにおいて支払いをする側になっていたため、10番より上の指名順位を手にできないようになっていました。そのため全体10番目となっています。
メッツ、ヤンキース、パドレスはプレーオフに進出していませんが、戦力均衡税(ぜいたく税)の対象となっているため、指名順位が10スポット降格となっているため、1巡目の順位が後ろのほうになっています。
決定した1巡目の指名順位は以下のとおりとなっています。
- クリーブランド・ガーディアンズ
- シンシナティ・レッズ
- コロラド・ロッキーズ
- オークランド・アスレチックス
- シカゴ・ホワイトソックス
- カンザスシティ・ロイヤルズ
- セントルイス・カージナルス
- ロサンゼルス・エンゼルス
- ピッツバーグ・パイレーツ
- ワシントン・ナショナルズ
- デトロイト・タイガーズ
- ボストン・レッドソックス
- サンフランシスコ・ジャイアンツ
- シカゴ・カブス
- シアトル・マリナーズ
- マイアミ・マーリンズ
- ミルウォーキー・ブルワーズ
- タンパベイ・レイズ
- ニューヨーク・メッツ
- トロント・ブルージェイズ
- ミネソタ・ツインズ
- ボルティモア・オリオールズ
- ロサンゼルス・ドジャース
- アトランタ・ブレーブス
- サンディエゴ・パドレス
- ニューヨーク・ヤンキース
- フィラデルフィア・フィリーズ
- ヒューストン・アストロズ
- アリゾナ・ダイヤモンドバックス
- テキサス・レンジャーズ
- アリゾナ・ダイヤモンドバックス
- ボルティモア・オリオールズ
- ミネソタ・ツインズ
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