BMWチャンピオンシップ2025は、8月14日から8月17日にわたり、メリーランド州オーウィングス・ミルズにあるケイブス・バレー・ゴルフクラブで行われます。
BMWチャンピオンシップとは?
BMWチャンピオンシップの概要です。
- 歴史:
BMWチャンピオンシップは、PGAツアーのカレンダーの中で最も古いトーナメントの一つで、1899年にウェスタンオープンとして初めて開催されました。2007年にBMWがタイトルスポンサーとなり、BMWチャンピオンシップとなりました。この大会はフェデックスカッププレーオフの一部であり、プレーオフシリーズの最後から2番目のイベントで、ツアーチャンピオンシップに進出するトップ30の選手を決定します。 - 設立者:
ウェスタンゴルフ協会(WGA)が元々ウェスタンオープンを設立し、後にBMWチャンピオンシップとなりました。WGAは現在も大会に関与しています。 - 運営者:
このトーナメントはウェスタンゴルフ協会(WGA)によって運営されており、ゴルフキャディに大学奨学金を提供するエバンス奨学金基金の促進と資金提供にも積極的に関与しています。 - 開催コース:
BMWチャンピオンシップは、メディナカントリークラブ、オリンピアフィールド、ケーブスバレーなどの名門ゴルフコースのローテーションで開催されています。2025年はケーブス・バレー・ゴルフクラブですが、2026年はベルリーブ・カントリー・クラブ、2027年はリバディ・ナショナル・ゴルフクラブで開催される予定となっています。 - フルフィールドの人数/カットのルール:
2022年までの同大会のフルフィールドは70人でした。しかし、2023年からは「プレーオフの第1戦終了時点でのフェデックスカップランキングのトップ50の選手」に限定されています。BMWチャンピオンシップにはカットがありません。イベントに出場する50人の選手全員が4ラウンドすべてをプレーします。
BMWチャンピオンシップでは以下のようなコースがこれまで使用されています。
ホストコース | 回数 | 開催年 |
---|---|---|
コグ・ヒル・ゴルフ&カントリークラブ | 4 | 2007, 2009, 2010, 2011 |
コンウェイ・ファームズ・ゴルフクラブ | 3 | 2013, 2015, 2017 |
オリンピア・フィールズ・カントリークラブ(ノースコース) | 2 | 2020/2023 |
クルックド・スティック・ゴルフクラブ | 2 | 2012/2016 |
ウィルミントン・カントリークラブ | 1 | 2022 |
メディナ・カントリークラブ(コース3) | 1 | 2019 |
チェリー・ヒルズ・カントリークラブ | 1 | 2014 |
ケーブスバレー・ゴルフクラブ | 1 | 2021 |
キャッスルパインズ・ゴルフクラブ | 1 | 2024 |
ベレリーブ・カントリークラブ | 1 | 2008 |
アロニミンク・ゴルフクラブ | 1 | 2018 |
ケイブス・バレー・ゴルフクラブ(ホストコース)
ケイブス・バレー・ゴルフクラブの概要です。
- 歴史:
ケーブスバレーゴルフクラブは、メリーランド州オーウィングスミルズに位置する名門プライベートゴルフクラブで、1991年にオープンしました。このクラブは、ボルチモア-ワシントンD.C.エリア近郊で最高のゴルフ体験を提供するために設立され、2021年のBMWチャンピオンシップを含む重要なトーナメントを開催することで知られるようになりました。BMWチャンピオンシップで行われるのは2025年が2回目となります。 - 設立者:
ボルチモアの実業家スティーブ・ステバノビッチが率いる投資家グループによって設立されました。彼らは、米国中部大西洋地域にエリートな会員制ゴルフクラブを作ることを目指しました。 - 運営者:
ケーブスバレーゴルフクラブはプライベートな会員制クラブであり、理事会によって運営されています。日々の運営はプロフェッショナルなクラブ管理チームによって管理されています。 - 設計者:
コースは、視覚的に美しく戦略的に挑戦的なゴルフコースを設計することで知られる世界的に有名なゴルフコース設計者トム・ファジオによって設計されました。 - 特徴:
コースは、起伏のある丘陵地帯、森林地帯、自然のウォーターハザードを備えた美しい土地に設定されています。チャレンジング(挑戦的)でありながらフェア(公正な)テストを提供するコースとして知られています。 - ハイライト:
ケーブスバレーで行われた2021年のBMWチャンピオンシップでは、パトリック・カントレーがブライソン・デシャンボーとの劇的なプレーオフを制して優勝しています。 - コースレイアウト:
コースはパー71のレイアウトで、バックティーからは7,500ヤード以上にわたります。長いパー4、戦略的なパー3、到達可能なパー5の組み合わせを取り入れ、さまざまな高低差と自然のハザードがプレーヤーのコース・マネジメントのスキルを試します。 - コースの改修:
ケーブスバレーは元々トム・ファジオによって設計されましたが、近代化のためにいくつかの改造が行われており、いくつかのホールの延長やバンカーの調整が行われ、今日のトッププロフェッショナルにとっても試練となるようになっています。 - コースレコード:
コースレコードは2021年のBMWチャンピオンシップの第2ラウンドでブライソン・デシャンボーが記録した「62」です。 - 芝の種類:
グリーンにはベント芝が使用されており、フェアウェイとラフにはベント芝とポアナ芝の混合が使用されています。
歴代の優勝者・優勝賞金
2007年にBMWチャンピオンシップとなって以降の歴代の優勝者と優勝賞金は以下のとおりとなっています。
- 2024: キーガン・ブラッドリー ($3,600,000)
- 2023: ビクトル・ホブラン ($3,600,000)
- 2022: パトリック・カントレー ($2,700,000)
- 2021: パトリック・カントレー ($1,710,000)
- 2020: ジョン・ラーム ($1,710,000)
- 2019: ジャスティン・トーマス ($1,665,000)
- 2018: キーガン・ブラッドリー ($1,620,000)
- 2017: マーク・リーシュマン ($1,575,000)
- 2016: ダスティン・ジョンソン ($1,530,000)
- 2015: ジェイソン・デイ ($1,485,000)
- 2014: ビリー・ホーシェル ($1,440,000)
- 2013: ザック・ジョンソン ($1,440,000)
- 2012: ローリー・マキロイ ($1,440,000)
- 2011: ジャスティン・ローズ ($1,440,000)
- 2010: ダスティン・ジョンソン ($1,350,000)
- 2009: タイガー・ウッズ ($1,350,000)
- 2008: カミロ・ビジェガス ($1,260,000)
- 2007: タイガー・ウッズ ($1,260,000)
2025年大会の賞金配分・ポイント配分
2025年大会の情報は確認ができ次第、更新する予定です。
それまでは2024年の情報を参考として記載します。
このトーナメントはプレーオフの第2戦となっています。
フェデックスカップ(FedExCup)・プレーオフではレギュラーシーズンの4倍に当たる2000ポイントが割り当てられることになっています。
賞金総額は2000万ドル、優勝賞金は360万ドルという設定で、シグニチャーイベントと同じ規模になっています。
2024年大会の賞金配分とポイント配分は以下のとおりとなっています。
POS | PRIZE | PTS | POS | PRIZE | PTS |
---|---|---|---|---|---|
1 | $3,600,000 | 2000 | 16 | $362,000 | 212 |
2 | $2,160,000 | 1200 | 17 | $342,000 | 204 |
3 | $1,360,000 | 760 | 18 | $322,000 | 196 |
4 | $990,000 | 540 | 19 | $302,000 | 188 |
5 | $830,000 | 440 | 20 | $282,000 | 180 |
6 | $750,000 | 400 | 21 | $262,000 | 172 |
7 | $695,000 | 360 | 22 | $245,000 | 164 |
8 | $640,000 | 340 | 23 | $229,000 | 156 |
9 | $600,000 | 320 | 24 | $213,000 | 148 |
10 | $560,000 | 300 | 25 | $197,000 | 142 |
11 | $520,000 | 280 | 26 | $181,000 | 136 |
12 | $480,000 | 260 | 27 | $174,000 | 130 |
13 | $441,000 | 240 | 28 | $167,000 | 124 |
14 | $402,000 | 228 | 29 | $160,000 | 118 |
15 | $382,000 | 220 | 30 | $153,000 | 112 |
出場資格と出場予定選手
BMWチャンピオンシップはフェデックスカップ(FedExCup)プレーオフの第2戦のため、PGAツアーの出場資格だけではエントリーすることができません。
フェデックスカップ(FedExCup)プレーオフの第1戦である「フェデックス・セントジュード・チャンピオンシップが終了した時点でのポイントランキングで上位50名」に入った選手のみが出場することができます。
2025年大会の出場予定選手の情報は確認ができ次第、更新する予定です。
- 2025年8月10日に決定(フェデックス・セントジュード・チャンピオンシップ最終日)
テレビ放送・ネット配信
2025年大会の情報は確認ができ次第、更新する予定です。
それまでは2024年の情報を参考として記載します。
テレビ放送・ネット配信
2024年大会のテレビ放送の媒体と日時は以下のとおりとなっています。
- BSではBSJapnext(263ch)で第3・第4ラウンド、CS/CATVではゴルフネットワークが全ラウンドを生中継しました。
BSJapnext(263ch)
- 第3ラウンド:8月25日(日)5:00-7:30
- 第4ラウンド:8月26日(月)5:00-7:30
テレビ放送・ネット配信
2024年大会のネット配信の媒体と日時は以下のとおりとなっています。
- BSJapanext公式スマホアプリ「つながるジャパネット」:BS放送と同時配信
- ゴルフネットワーク・プラス:CS/CATVと同時配信
- U-NEXT:全ラウンド生配信
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