フェデックス・セントジュード・チャンピオンシップ2025は、8月7日から8月10日にわたり、テネシー州メンフィスにあるTPCサウスウィンドで行われます。
フェデックス・セントジュード・チャンピオンシップとは?
フェデックス・セントジュード・チャンピオンシップの概要です。
- 歴史1:
フェデックス・セントジュード・チャンピオンシップは、このイベントは、ニューヨーク州ライのアパワミス・クラブで始まったウェストチェスターを拠点とするプロアマトーナメントに起源を持ちます。1967年からウェストチェスターオープンとしてPGAツアーの公式戦となり、2007年にフェデックスカッププレーオフの一部となりました。それ以来、最初のプレーオフイベントとして位置づけられています。 - 歴史2:
メンフィスに移動する前はノーザントラスト、ザ・バークレイズなどの名称で行われ、会場は主にニューヨーク州、ニュージャージー州などのコースがローテションで使用されていました。 - 歴史3:
2022年からフェデックスがタイトルスポンサーになると同時に会場がテネシー州メンフィスのTPCサウスウィンドに移転しました。この会場はフェデックス・セントジュードクラシック、WGC-フェデックス・セントジュード・インビテーショナルで使用されていました。そのためウェストチェスターを起源としながらも、タイトルスポンサーの変更に伴い、トーナメントはメンフィス発祥のセントジュードクラシックの流れを色濃く受け継いだものに変化しています。 - 歴史4:
フェデックス・セントジュードクラシックは、1958年にメンフィス・オープンとして設立されたトーナメントでした。 - 歴史5:
公式の過去の優勝者のリストもザ・バークレイズ、ノーザントラストなどの優勝者の名前が並んでいます。慈善活動などはメンフィス発祥のメンフィス・オープンを受け継いでいますが、PGAツアー公式戦としては、ウェストチェスター・オープンの位置を継承しています。 - 運営者:
大会はPGAツアーによって運営されていますが、フェデックス(FedEx)、セントジュード小児研究病院(St. Jude Children’s Research Hospital)、地元メンフィスからの大きな関与があります。これにより、重要なチャリティイベントとなっています。 - 特徴:
このイベントはセントジュード小児研究病院との関連で知られており、同病院のために数百万ドルを集めています。現在はプレーオフイベントであるため、トップクラスの選手の参加とメディアの注目を集めています。 - ハイライト:
フェデックス セントジュード選手権にはフェデックスカップランキングの上位70名が参加し、上位50名がプレーオフ第2戦のBMWチャンピオンシップに進出します。 - フィールドの人数・カットルール:
2022年までは125名が出場でき、第2ラウンド(36ホール)終了時点でカットが行われていました。2023年からのプレーオフ形式では、レギュラーシーズン終了時点の上位70名のみが参加資格を持つため、カットラインはありません。
トーナメント名は以下のような変遷をしています。
- フェデックス・セントジュード・チャンピオンシップ (2022-2024)
- ザ・ノーザントラスト (2017-2021)
- ザ・バークレイズ (2007-2016)
- バークレイズ・クラシック (2005/2006)
- ビュイック・クラシック (1990-2004)
- マニュファクチャラーズ・ハノーバー・ウェストチェスター・クラシック (1979-1989)
- アメリカンエキスプレス・ウェストチェスター・クラシック (1976-1978)
- ウェストチェスター・クラシック (1967-1975)
TPCサウスウィンド(ホストコース)
TPCサウスウィンドの概要です。
- 歴史:
テネシー州メンフィスに位置するTPCサウスウィンドは、1988年にオープンしました。PGAツアーが運営するプレミアゴルフコースのコレクションであるトーナメントプレーヤーズクラブ(TPC)ネットワークの一部となりました。 - 設立者:
このコースは、PGAツアーとメンフィスの地元ビジネスリーダーとの協力によって開発され、地域に世界クラスのゴルフ施設をもたらしました。 - 運営者:
TPCサウスウィンドは、PGAツアーのTPCネットワークの一部として運営されています。 - 設計者:
このコースはロン・プリチャードが設計し、プロゴルファーのヒューバート・グリーンとファジー・ゼラーの協力を得て完成しました。プリチャードはクラシカルなコースデザインで知られています。 - 特徴:
TPCサウスウィンドは、完璧なコンディションと挑戦的なリスクとリワード(危険と報酬)のセッティングで知られています。狭いフェアウェイ、戦略的なバンカー、そして多数のウォーターハザードを特徴とする挑戦的なレイアウトです。特に11番ホールは水越えのパー3で、PGAツアーでも最も難しいホールの一つと評されています。 - ハイライト:
このコースは1989年から2018年フェデックス セントジュード クラシック、2019年から2021年は世界ゴルフ選手権シリーズのWGC-フェデックス・セントジュード・インビテーショナルを開催しました。2022年からはフェデックスカップ・プレーオフのフェデックス セントジュードチャンピオンシップを開催しています。 - コースレイアウト:
コースはパー70で、全長約7,244ヤードです。94のバンカーと10のウォーターハザードがあり、ショットの正確さが成功の鍵となります。 - コース改修:
2004年にコースは大規模な改修を行いました。多くのホールが延長、バンカーが追加または再形成され、グリーンが再設計されました。進化するプロのプレイヤーに対応するため難易度を高めています。 - コースレコード:
TPCサウスウィンドのコースレコードは「61」で、ジェイ・デルシングやボブ・エステスなど複数の選手がトーナメントプレー中に記録しています。 - 芝の種類:
TPCサウスウィンドのグリーンはバミューダグラス、特にチャンピオンバミューダを使用しており、速くて硬いパッティングサーフェスとなっています。フェアウェイもバミューダグラスで、暖かい気候のコースに典型的なものとなっています。
歴代の優勝者・優勝賞金
2000年以降のフェデックス・セントジュード・チャンピオンシップの歴代の優勝者と優勝賞金は以下のとおりとなっています。
- 2024: 松山 英樹 ($3,600,000)
- 2023: ルーカス・グローバー ($3,600,000)
- 2022: ウィル・ザラトリス ($2,700,000)
- 2021: トニー・フィナウ ($1,710,000)
- 2020: ダスティン・ジョンソン ($1,710,000)
- 2019: パトリック・リード ($1,665,000)
- 2018: ブライソン・デシャンボー ($1,620,000)
- 2017: ダスティン・ジョンソン ($1,575,000)
- 2016: パトリック・リード ($1,530,000)
- 2015: ジェイソン・デイ ($1,485,000)
- 2014: ハンター・メイハン ($1,440,000)
- 2013: アダム・スコット ($1,440,000)
- 2012: ニック・ワトニー ($1,440,000)
- 2011: ダスティン・ジョンソン ($1,440,000)
- 2010: マット・クーチャー ($1,350,000)
- 2009: ヒース・スローカム ($1,350,000)
- 2008: ビジェイ・シン ($1,260,000)
- 2007: スティーブ・ストリッカー ($1,260,000)
- 2006: ビジェイ・シン ($1,035,000)
- 2005: パドレイグ・ハリントン ($1,035,000)
- 2004: セルヒオ・ガルシア ($945,000)
- 2003: ジョナサン・ケイ ($900,000)
- 2002: クリス・スミス ($630,000)
- 2001: セルヒオ・ガルシア ($630,000)
- 2000: デニース・ポールソン ($540,000)
2025年大会の賞金配分・ポイント配分
2025年大会の情報は確認ができ次第、更新する予定です。
それまでは2024年の情報を参考として記載します。
このトーナメントはプレーオフの初戦となっています。
フェデックスカップ(FedExCup)・プレーオフではレギュラーシーズンの4倍に当たる2000ポイントが割り当てられることになっています。
賞金総額は2000万ドル、優勝賞金は360万ドルという設定で、シグニチャーイベントと同じ規模になっています。
2024年大会の賞金配分とポイント配分は以下のとおりとなっています。
POS | PRIZE | PTS | POS | PRIZE | PTS |
---|---|---|---|---|---|
1 | $3,600,000 | 2000 | 16 | $340,000 | 212 |
2 | $2,160,000 | 1200 | 17 | $320,000 | 204 |
3 | $1,360,000 | 760 | 18 | $300,000 | 196 |
4 | $960,000 | 540 | 19 | $280,000 | 188 |
5 | $800,000 | 440 | 20 | $260,000 | 180 |
6 | $720,000 | 400 | 21 | $240,000 | 172 |
7 | $670,000 | 360 | 22 | $224,000 | 164 |
8 | $620,000 | 340 | 23 | $208,000 | 156 |
9 | $580,000 | 320 | 24 | $192,000 | 148 |
10 | $540,000 | 300 | 25 | $176,000 | 142 |
11 | $500,000 | 280 | 26 | $160,000 | 136 |
12 | $460,000 | 260 | 27 | $154,000 | 130 |
13 | $420,000 | 240 | 28 | $148,000 | 124 |
14 | $380,000 | 228 | 29 | $142,000 | 118 |
15 | $360,000 | 220 | 30 | $136,000 | 112 |
出場資格と出場予定選手
フェデックス・セントジュード・チャンピオンシップは、フェデックスカップ(FedExCup)プレーオフの初戦のため、通常のツアー資格では出場できません。
レギュラーシーズン最終戦となるウィンダム・チャンピオンシップ終了時点の、フェデックスカップ(FedExCup)ポイントリストの上位70名のみが出場することができます。
2025年大会の出場予定選手の情報は確認ができ次第、更新する予定です。
- 2025年8月3日に決定
テレビ放送・ネット配信
2025年大会の情報は確認ができ次第、更新する予定です。
それまでは2024年の情報を参考として記載します。2024年大会のテレビ放送とネット配信の媒体と放送・配信日時は以下のとおりとなっていました。
テレビ放送・ネット配信
テレビ放送の媒体と日時は以下のとおりとなっています。
- BSではBSJapnext(263ch)で第3・第4ラウンド、CS/CATVではゴルフネットワークが全ラウンドを生中継しました。
BSJapnext(263ch)
- 第3ラウンド:8月18日(日)5:00-7:30
- 第4ラウンド:8月19日(月)5:00-7:30
テレビ放送・ネット配信
ネット配信の媒体と日時は以下のとおりとなっています。
- BSJapanext公式スマホアプリ「つながるジャパネット」:BS放送と同時配信
- ゴルフネットワーク・プラス:CS/CATVと同時配信
- U-NEXT:全ラウンド生配信
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