RBCヘリテージ2025は、4月17日から4月20日にわたり、サウスカロライナ州ヒルトン・ヘッド・アイランドにあるハーバータウン・ゴルフリンクスで行われます。
RBCヘリテージとは?
RBCヘリテージの概要です。
- 歴史:
RBCヘリテージは、1969年に設立された毎年恒例のPGAツアーゴルフトーナメントです。マスターズトーナメントの翌週に伝統的に開催されています。トーナメントはサウスカロライナ州ヒルトンヘッドアイランドにあるハーバータウンゴルフリンクスで開催されます。 - 設立者:
このトーナメントは、ヒルトンヘッドの発展に大きく貢献した開発者チャールズ・フレイザーと、1969年の初回トーナメントで優勝したプロゴルファーのアーノルド・パーマーの支援を受けて共同設立されました。 - 運営者:
RBCヘリテージは、非営利団体であるヘリテージクラシック財団によって運営されており、イベントの収益は慈善活動に充てられています。 - 特徴:
リラックスした雰囲気、サウスカロライナ州の海岸の美しい景色、そしてハーバータウンゴルフリンクスの18番ホールを見下ろす赤と白の縞模様の灯台で知られています。また、優勝者に贈られる「ヘリテージプレイド」ジャケットでも有名です。 - シグニチャーイベント:
RBCヘリテージは、8つあるPGAツアーのシグネチャーイベントの一つとして分類されており、高額の賞金、高いポイント配分、そして限定されたエリートなフィールドが特徴となっています。 - カットのルール:
シグニチャーイベントに昇格した2024年はカットはありませんでした。通常のPGAツアーでは「最初の2ラウンド(36ホール)後にカットが行われ、上位65人(タイを含む)が最終2ラウンドに進む」ことができます。 - フルフィールドの人数:
伝統的に132人から144人のフルフィールドが参加していましたが、シグニチャーイベントに昇格した2024年は69名まで削減されています。フルフィールドイベントから70名から80名程度の限定フィールドイベントへと移行しています。
ハーバータウン・ゴルフリンクス(ホストコース)
ハーバータウン・ゴルフリンクスの概要です。
- 歴史:
ハーバータウン・ゴルフリンクスは、RBCヘリテージの初開催と同時に1969年にオープンしました。これは、ヒルトンヘッドを一流のゴルファーにとっての目的地に変えるというビジョンの一環でした。 - 設立者:
ヒルトンヘッドアイランドのシーパインズリゾートの創設者である開発者チャールズ・フレイザーが、リゾートの開発の一環としてハーバータウンゴルフリンクスを設立しました。 - 運営者:
サウスカロライナ州ヒルトンヘッドアイランドの一流リゾートであるシーパインズリゾートによって運営されています。 - 設計者:
このコースは、伝説的なゴルフコース設計者ピート・ダイが設計し、ジャック・ニクラウスの相談を受けて完成しました。彼らの協力により、PGAツアーで最も愛される、戦略的にチャレンジングなコースの一つが誕生しました。 - 特徴:
ハーバータウンゴルフリンクスは、美しい湿地帯とスペイン苔で覆われたオークの木々、松、パルメット、暗いラグーンがあり、その狭いフェアウェイ、小さなグリーンが特徴となっています。プレイヤーは距離よりも精度を重視する必要があります。 - ハイライト:
コースの最も注目すべきハイライトの一つは、アイコニックなパー4の18番ホールで、プレイヤーはハーバータウンの灯台に向かって打つ必要があります。ゴルフの中でも最も景色が美しく、挑戦的なフィニッシングホールの一つと評されています。 - コースレイアウト:
コースはパー71のレイアウトで、全長は7,100ヤード以上です。狭いフェアウェイ、戦略的に配置されたバンカー、そして水の障害物があり、プレイヤーは慎重にショットを考える必要があります。多くのホールは木々に囲まれており、ショットの精度が重要です。 - コースの改修:
コースは、近代的な機器の進歩に対応し、年々微調整と改修が行われています。これらの改修は通常、ピート・ダイまたは彼の設計事務所によって監督されます。 - コースレコード:
ハーバータウンゴルフリンクスのコースレコードは、1994年のRBCヘリテージの第3ラウンドでデビッド・フロストが記録した「61」です。 - 芝の種類:
ティーボックスは、セレブレーションバミューダとティフスポーツバミューダ、フェアウェイとラフはバミューダグラス、グリーンはティフイーグルバミューダグラスが使用されています。10月にフェアウェイ、ラフ、ティーボックスはライグラス、グリーンはポアトリビアリスででオーバーシードされます。
歴代の優勝者・優勝賞金
2000年以降のRBCヘリテージの歴代の優勝者と優勝賞金は以下のとおりとなっています。
- 2024: スコッティ・シェフラー ($3,600,000)
- 2023: マシュー・フィッツパトリック ($3,600,000)
- 2022: ジョーダン・スピース ($1,440,000)
- 2021: スチュワート・シンク ($1,278,000)
- 2020: ウェブ・シンプソン ($1,278,000)
- 2019: パン・チェンツェン ($1,242,000)
- 2018: 小平 智 ($1,206,000)
- 2017: ウェスレイ・ブライアン ($1,170,000)
- 2016: ブランデン・グレース ($1,062,000)
- 2015: ジム・フューリック ($1,062,000)
- 2014: マット・クーチャー ($1,044,000)
- 2013: グレアム・マクダウェル ($1,044,000)
- 2012: カール・ピーターソン ($1,026,000)
- 2011: ブラント・スネデカー ($1,026,000)
- 2010: ジム・フューリック ($1,026,000)
- 2009: ブライアン・ゲイ ($1,026,000)
- 2008: ブー・ウィークリー ($990,000)
- 2007: ブー・ウィークリー ($972,000)
- 2006: アーロン・バデリー ($954,000)
- 2005: ピーター・ロナード ($936,000)
- 2004: スチュワート・シンク ($864,000)
- 2003: デービス・ラブ3世 ($810,000)
- 2002: ジャスティン・レオナード ($720,000)
- 2001: ホセ・コセレス ($630,000)
- 2000: スチュワート・シンク ($540,000)
2025年大会の賞金配分・ポイント配分
2025年大会の情報は確認ができ次第、更新する予定です。
それまでは2024年の情報を参考として記載します。
2024年の賞金総額は2000万ドル、優勝賞金は360万ドル、フェデックスカップ(FedExCup)ポイントは700ポイントに設定されていました。
2024年大会の賞金配分とポイント配分は以下のとおりとなっています。
POS | PRIZE | PTS | POS | PRIZE | PTS |
---|---|---|---|---|---|
1 | $3,600,000 | 700 | 16 | $341,000 | 120 |
2 | $2,160,000 | 400 | 17 | $321,000 | 115 |
3 | $1,360,000 | 350 | 18 | $301,000 | 110 |
4 | $960,000 | 325 | 19 | $281,000 | 105 |
5 | $800,000 | 300 | 20 | $261,000 | 100 |
6 | $720,000 | 275 | 21 | $241,000 | 95 |
7 | $670,000 | 250 | 22 | $224,500 | 90 |
8 | $621,000 | 225 | 23 | $208,500 | 85 |
9 | $581,000 | 200 | 24 | $192,500 | 80 |
10 | $541,000 | 175 | 25 | $176,500 | 75 |
11 | $501,000 | 165 | 26 | $160,500 | 70 |
12 | $461,000 | 155 | 27 | $154,500 | 65 |
13 | $421,000 | 145 | 28 | $148,500 | 60 |
14 | $381,000 | 135 | 29 | $142,500 | 55 |
15 | $361,000 | 125 | 30 | $136,500 | 50 |
出場資格の一覧
メジャートーナメント/シグニチャー・イベントには、PGAツアーの出場資格だけではエントリーすることができません。
PGAツアーの定めるプライオリティリストとは異なる独自の基準と優先順位に従い出場権が与えられます。
RBCヘリテージの出場資格は以下のとおりとなっています。
- 前年のフェデックスカップの「プレーオフ&エリジビリティポイントリスト」のトップ50プレイヤー
- 「Aonネクスト・トップ10」出場権を有していない選手の中で、イベント前週のトーナメント(マスターズ・トーナメント)終了時点の「プレーオフ&エリジビリティポイントリスト」ので上位10名
- 「AONスイング5」出場権を有していない選手の中で、イベント前のフルフィールド・イベント(プエルトリコ・オープン、バルスパーチャンピオンシップ、テキサス・チルドレンズ・ヒューストンオープン、バレロ・テキサス・オープン)で最も多くのフェデックスカップポイントを獲得した上位5名
- 現在のシーズンでフルポイントイベント(500ポイント以上)の公式トーナメント優勝者
- トーナメント週の月曜日(2025年4月14日)時点で公式世界ゴルフランキングのトップ30に入っているPGAツアーメンバー
- PGAツアーメンバーに限定された4つのスポンサー招待
シグニチャーイベントについては以下のページに詳細にまとめています。
出場予定選手
2025年大会の情報は確認ができ次第、更新する予定です。
それまでは出場資格を有している選手の名前を記載しておきます。出場のコミットメントをしているわけではないことにご注意ください。
2024年のフルーフィールドは69名でした。
以下は、前年のフェデックスカップの「プレーオフ&エリジビリティポイントリスト」のトップ50のカテゴリーで出場資格を有している選手です。
- スコッティ・シェフラー(1)
- コリン・モリカワ(2)
- サヒス・ティーガラ(3)
- ラッセル・ヘンリー(4)
- ザンダー・シャウフェレ(4)
- アダム・スコット(4)
- イム・ソンジェ(7)
- ウィンダム・クラーク(8)
- シェイン・ローリー(9)
- 松山 英樹(9)
- ローリー・マキロイ(9)
- サム・バーンズ(12)
- ビクトル・ホブラン(12)
- テイラー・ペンドリッシュ(14)
- ジャスティン・トーマス(14)
- ルズヴィ・アベリ(16)
- パトリック・カントレー (17)
- ロバート・マッキンタイア(17)
- マチュー・パボン(17)
- トミー・フリートウッド(20)
- アン・ビョンフン(21)
- キーガン・ブラッドリー(21)
- トニー・フィナウ(23)
- ビリー・ホーシェル(23)
- アーロン・ライ(23)
- アクシャイ・バティア(26)
- クリス・カーク(27)
- ゼップ・シュトラカ(27)
- クリスチャン・ベザイデンハウト(29)
- トム・ホゲ(29)
- ブライアン・ハーマン(31)
- キム・シウ(32)
- ジェイソン・デイ(33)
- デイヴィス・トンプソン(34)
- デニー・マッカーシー(35)
- キャメロン・デイヴィス(36)
- アレックス・ノレン(37)
- ウィル・ザラトリス(38)
- コリー・コナーズ(39)
- マシュー・フィッツパトリック(40)
- J.T.ポストン(41)
- トーマス・デトリ(42)
- スティーブン・イーガー(43)
- キャメロン・ヤング(44)
- オースティン・エクロート(45)
- マックス・ホーマ(46)
- アダム・ハドウィン(47)
- マック・グレイサーマン(48)
- ニック・ダンラップ(49)
- エリック・コール(50)
テレビ放送・ネット配信
2025年大会の情報は確認ができ次第、更新する予定です。
それまでは2024年の情報を参考として記載します。2024年大会のテレビ放送とネット配信の媒体と放送・配信日時は以下のとおりとなっていました。
テレビ放送
テレビ放送の媒体と日時は以下のとおりとなっています。
BSJapnext(BS 263ch)
- 第3ラウンド:4月21日(日)5:00-7:30(生中継)
- 第4ラウンド:4月22日(月)5:00-7:30(生中継)
ゴルフネットワーク(CS/CATV)
- 第1ラウンド:4月19日(金)3:00-7:00(生中継)
- 第2ラウンド:4月20日(土)3:00-7:00(生中継)
- 第3ラウンド:4月21日(日)2:00-7:00(生中継・最大延長8:00)
- 第4ラウンド:4月22日(月)2:00-7:00(生中継・最大延長9:30)
ネット配信
ネット配信の媒体と日時は以下のとおりとなっています。
2024年のRBCヘリテージは、以下の媒体で日本から視聴できました。
ゴルフネットワークプラス
- ゴルフネットワーク(CS/CATV)と同じ時間帯で配信
U-NEXT
- 第1ラウンドから最ラウンドまでの全ラウンドをライブ配信/li>