四大メジャートーナメントの出場資格
世界の四大メジャートーナメント(マスターズ・トーナメント、全米プロゴルフ選手権、全米オープン、全英オープン)の優先出場資格をまとめています。
マスターズ・トーナメント
マスターズ・トーナメントの優先出場資格は以下のとおりとなっています。
- マスターズの歴代覇者(生涯)
- 過去5年間の全米オープンの覇者
- 過去5年間の全英オープンの覇者
- 過去5年間の全米プロゴルフ選手権の覇者
- 過去3年間のプレーヤーズチャンピオンシップの覇者
- オリンピック金メダリスト(1年のみ)
- USアマチュア選手権の覇者と2位の選手
- 全英アマチュア選手権の覇者
- アジア・パシフィック・アマチュアの覇者
- ラテンアメリカ・アマチュアの覇者
- 全米ミッド・アマチュアの覇者
- NCAAディビジョン1の個人部門の覇者
- 前年のマスターズで12位タイ以上の選手
- 前年の全米オープンで4位タイ以上の選手
- 前年の全英オープンで4位タイ以上の選手
- 前年の全米プロゴルフ選手権で4位タイ以上の選手
- 前年のマスターズの翌週から本年の開催前週までに開催された500ポイント以上のPGAツアーのトーナメント覇者
- ツアーチャンピオンシップに進出した選手(FedexCupのトップ30)
- 前年末の最終世界ランキングでトップ50
- 開催前週において世界ランキングトップ50
全米プロゴルフ選手権
全米プロゴルフ選手権の優先出場資格は以下のとおりとなっています。
- 全米プロゴルフ選手権の歴代覇者(生涯)
- 直近5年間の全米オープンの覇者
- 直近5年間のマスターズの覇者
- 直近5年間の全英オープンの覇者
- 直近5年間のプレーヤーズチャンピオンシップの覇者
- 世界ゴルフランキングのインターナショナル・フェデレーションランキングリストのトップ3
- 直近1年間のシニアPGAチャンピオンシップの覇者
- 前年の全米プロゴルフチャンピオンシップで15位タイ以上
- 直近のPGAプロフェッショナル選手権で上位20名
- 全米プロゴルフ選手権ポイントリストで上位70名(前年の全米プロゴルフ選手権の翌週からのトーナメントで獲得した賞金額)
- ライダーカップの米国、欧州チームの選手で全米プロゴルフ選手権開催直前に世界ランキングトップ100の選手
- 過去1年間のPGAツアー公式戦の覇者
- 上記の資格に該当しない選手をPGAオブ・アメリカが招待できる
- 156名に達するまでオルタネイトリスト(賞金ランキング70位以下)の中から上位から順に資格が与えられる
1.3 全米オープン選手権
全米オープン選手権の優先出場資格は以下のとおりとなっています。
- 直近10年間の全米オープンの覇者
- 前年の全米アマチュアの覇者と2位、前年の全米ジュニアアマチュアもしくは全米ミッドアマチュアの覇者(ただし、出場時にアマチュアであるいことが条件)
- 前年の全英アマチュアの覇者
- 前年のマーク・H・マコーマックメダルの受賞者
- 直近5年間のマスターズ、全米プロゴルフ選手権、全英オープンの覇者
- 直近3年間のプレーヤーズ・チャンピオンシップの覇者
- 当年のBMW PGAチャンピオンシップの覇者
- 直近の全米シニアオープンの覇者
- 前年の全米オープン終了後の1年間で500ポイント以上のPGAツアー公式戦に複数回優勝した選手
- オリンピック開催後1年における金メダリスト
- 前年の全米オープンで10位タイ以上の選手
- 前年のツアーチャンピオンシップに進出した選手
- 全米オープンの開催2週前の時点で世界ランキング60位以内の選手
- 全米オープンの開催時に世界ランキング60位以内の選手
- 下部ツアー前シーズンのポイントランキング(レギュラー+ファイナル)最上位の選手
- USGAによる特別招待
- オルタネイト
1.4 全英オープン選手権
全英オープン選手権の優先出場資格は以下のとおりとなっています。
- 全英オープンの歴代覇者で当年のトーナメント最終日で60歳以下の選手
- 指定したトーナメントの覇者
- 直近10年の全英オープンの覇者
- 直近5年のマスターズ、全米オープン、全米プロゴルフ選手権の覇者
- 直近3年のプレーヤーズチャンピオンシップ、BMW PGAチャンピオンシップの覇者
- 直近1年のアルゼンチンオープン、日本オープン、ダイアモンドカップゴルフ、全英シニアオープンの覇者
- 前年の全英オープンで10位タイ以上の選手
- 全英オープン開催8週前の世界ランキング50位以内の選手
- 指定されたゴルフツアーの年間ランキング上位フィニッシュの選手
- レース・トゥ・ドバイ(欧州)、フェデックスカップ(米PGAツアー)の上位30名
- JGTOの賞金ランキングの上位2名(日本)
- オーストラレイジアPGAツアー、サンシャインツアーの賞金王
- 全英オープン開催4週前の指定されたゴルフツアーのランキング上位の選手
- 全英オープン開催4週前の指定されたゴルフツアーのランキング上位の選手
- ユーロピアンツアーとPGAツアーのトップ20かつ出場資格を有しない上位5名
- 日本ゴルフルアーの出場資格を有しない最上位の選手
- 指定されたアマチュアトーナメントの直近のタイトルホルダー
- 全英アマチュア、全米アマチュア、欧州アマチュア、アジア・パシフィックアマチュア、マーク・H・マコーマックメダル
- クオリファイングシリーズに指定されたトーナメントの上位フィニッシュ
ビッグトーナメントの優先出場資格
招待試合、世界ゴルフ選手権など通常のトーナメントとは異なる特別な優先出場資格が必要となるトーナメントについてまとめています。
PGAツアーの旗艦トーナメントで第5のメジャーとも呼ばれているのがプレヤーズチャンピオンシップです。このトーナメントにも同様に通常トーナメントとは異なる出場資格が設定されています。
アーノルドパーマー・インビテーショナル、メモリアルトーナメント、RBCヘリテージ、チャールズシュワッブ・チャレンジ、ジェネシス・インビテーショナルには「招待試合」となっていて、通常のトーナメントよりは少ないフルフィールドで、独自に出場資格を設定することが許されています。
WGC(World Golf Championship)は世界ゴルフ選手権で以前は4つのトーナメントが開催されていましたが、そのあと、マッチプレーだけが残り、他の3つは開催されなくなっています。
2.1プレーヤーズ・チャンピオンシップ
プレーヤーズ・チャンピオンシップの優先出場資格の基準は以下のとおりとなっています。
- 前年のプレーヤーズチャンピオンシップ終了後にPGA公式戦で優勝した選手
- 前シーズンのフェデックスカップランキングが125位以内の選手
- 公傷制度の適用を受けたフェデックスカップランキング125位以内の選手
- 過去5年の四大メジャートーナメントで優勝した選手
- 過去5年のプレーヤーズチャンピオンシップで優勝した選手
- 過去3年のツアーチャンピオンシップで優勝した選手
- 過去3年の世界ゴルフ選手権で優勝した選手
- 過去3年のアーノルドパーマー・インビテーショナル、メモリアルトーナメント、ジェネシス・インビテーショナルで優勝した選手
- 世界ゴルフランキングのトップ50
- 前年のシニア・プレーヤーズチャンピオンシップで優勝した選手
- 前シーズンの下部ツアーで賞金ランキングがトップの選手
- 下部ツアーファイナルズで賞金ランキングがトップの選手
- 出場資格を有しない選手で今シーズンのフェデックスカップランキングの上位10名
- オルタネイト(今シーズンのポイントランクでフルフィールドになるまで追加)
2.2 アーノルドパーマー・インビテーショナル
アーノルドパーマー・インビテーショナルの優先出場資格の基準は以下のとおりとなっています。
- アーノルドパーマー・インビテーショナルの2000年より前と直近5年の覇者
- 直近5年の四大メジャートーナメントとプレヤーズチャンピオンシップの覇者
- 直近3年のツアーチャンピオンシップ、世界ゴルフ選手権(WGC)、メモリアルトーナメントの覇者
- 直近1年のPGAツアー公式戦の覇者
- 直近ライダーカップの米国チームメンバーとPGAツアーメンバーであるライダーカップの欧州チームメンバー
- 前年の全米アマチュアの覇者(アマチュアの場合のみ資格)
- 開催前週金曜日の時点での世界ランキングのトップ50
- PGAツアーのライフタイムメンバー(永久シード)
- 主催者推薦18人(下部ツアー2名、出場資格を有しない選手8名、無条件8名)
- コミッショナーから指名された外国人プレイヤー2名
- 前シーズンのフェデックスカップポイントランキングのトップ70
- 前シーズンのPGAツアーメンバーではない選手でWGCを除く獲得ポイントが70位以上に相当する場合
- 開催前週の金曜日の時点でフェデックスカップポイントランキングのトップ70
- PGAのセクション(北フロリダ)チャンピオン・最優秀選手
- オルタネイト(今季のフェデックスカップポイントランキング上位の選手)
2.3 メモリアルトーナメント
メモリアルトーナメントの優先出場資格の基準は以下のとおりとなっています。
- メモリアルトーナメントの1997年より前と直近5年の覇者
- 直近5年の四大メジャートーナメントとプレヤーズチャンピオンシップの覇者
- 直近3年のツアーチャンピオンシップ、世界ゴルフ選手権(WGC)、メモリアルトーナメントの覇者
- 直近1年のPGAツアー公式戦の覇者
- 直近1年のPGAツアー公式戦の覇者
- 直近のライダーカップの米国チームと欧州チームのメンバー並びに直近のプレジデンツカップの米国チームと世界選抜チームのメンバー
- 前年の全米アマチュアの覇者(アマチュアの場合のみ資格)
- 5つのフェデレーションツアー(欧州/オーストラレイジア/サンシャイン/日本/アジアンツアー)の賞金ランキングトップの中から4名まで
- 主催者推薦14人(下部ツアー2名、出場資格を有しない選手6名、無条件6名)
- 開催前週の金曜日の時点でフェデックスカップポイントランキングのトップ70
- 前シーズンのフェデックスカップポイントランキングのトップ70
- 前シーズンのPGAツアーメンバーではない選手でWGCを除く獲得ポイントが70位以上に相当する場合
- 開催前週の金曜日の時点でフェデックスカップポイントランキングのトップ70
- 前年の大学最優秀選手(ジャック・ニクラウス賞の受賞者)
- オルタネイト(今季のフェデックスカップポイントランキング上位の選手)
2.4. RBCヘリテージ
RBCヘリテージの優先出場資格の基準は以下のとおりとなっています。
- RBCヘリテージの2000年より前と直近5年の覇者
- 2005年より前の全米オープンもしくは全米プロゴルフ選手権の覇者で、前年に15試合に出場した選手
- 直近5年のプレーヤーズ・チャンピオンシップと四大メジャーの覇者
- 直近3年のツアーチャンピオンシップと世界ゴルフ選手権の覇者
- 直近3年のアーノルドパーマー・インビテーショナルとメモリアルトーナメントの覇者
- 前年の全米アマチュアの覇者
- 直近5年のフェデックスカップ年間王者
- 直近のライダーカップの米国チームと欧州チームのメンバー並びに直近のプレジデンツカップの米国チームと世界選抜チームのメンバー
- 出場締め切りの2週間前の時点で世界ランキングのトップ50の選手
- 主催者推薦8名(下部ツアー2名、出場資格を有しない選手2名、無条件4名)
- コミッショナー推薦2名(米国外から)
- PGAセクション(南北カロライナ州)の年間最優秀選手
- 生涯獲得賞金による出場資格
- PGAツアーのライフタイムメンバー(永久シード)
- 前年のフェデックスカップ・ポイントリストのトップ125(公傷制度の選手含む)
- 前シーズンのPGAツアーメンバーではない選手でWGCを除く獲得ポイントが70位以上に相当する場合
- PGAツアー公式戦の直近1年間の覇者
- 開催前週の金曜日の時点でフェデックスカップポイントランキングのトップ20
- 今シーズンのフェデックスカップランキングで出場資格を有していない上位5名
- オルタネイト「非メンバーで獲得ポイントがトップ125」より後のPGAツアー出場資格
2.5. ジェネシス・インビテーショナル
ジェネシス・インビテーショナルの優先出場資格の基準は以下のとおりとなっています。
- ジェネシストーナメントの直近5年の覇者
- プレーヤーズチャンピオンシップと四大メジャーの直近5年の覇者
- フェデックスカップの直近5年間の年間王者(2019年から)
- 世界ゴルフ選手権の直近3年の覇者
- アーノルドパーマー・インビテーショナルとメモリアルトーナメントの直近3年の覇者
- PGAツアー公式戦の直近1年間の覇者
- 前年の全米アマチュアの覇者
- 直近のライダーカップとプレジデンツカップのメンバーで現PGAツアーメンバー
- 前年のフェデックスカップランキングのトップ125
- 開催前週の金曜日の時点のフェデックスカップランキングから上位10名
- スポンサー推薦12名(下部ツアー2名、出場資格を有しない2名、無条件8名)
- オルタネイト(開催前週金曜日のフェデックスカップランキングの上位から選出)
2.6. チャールズシュワッブ・チャレンジ(コロニアルトーナメント)
チャールズシュワッブ・チャレンジの優先出場資格の基準は以下のとおりとなっています。
- コロニアル・ナショナル・インビテーションの2000年以前と直近5年の覇者
- コロニアル・ナショナル・インビテーションの覇者で前年のフェデックスカップランキングのトップ150
- プレーヤーズチャンピオンシップと四大メジャーの直近5年の覇者
- ツアーチャンピオンシップと世界ゴルフ選手権の直近3年の覇者
- アーノルドパーマー・インビテーショナルとメモリアルトーナメントの直近3年の覇者
- 開催の直近1年間でPGAツアー公式戦で優勝した選手
- 直近のライダーカップの米国チームの選手
- 直近のライダーカップの欧州チームと直近のプレジデンツカップの米国チームと世界選抜チームのメンバー
- チャンピオンズチョイス(コロニアルの現と前チャンピオンが2名選出)
- 前年のコロニアル・ナショナル・インビテーションのトップ15フィニッシュの選手
- 12名のスポンサー推薦(下部ツアーか昇格した選手2名、出場権を有しない6名、無条件4名)
- マスターズ終了時点で世界ランキングのトップ50
- 前シーズンのフェデックスカップランキングのトップ80
- ノンメンバーのカテゴリーから出場権を獲得した選手で前シーズンのフェデックスカップランキングの80位以内相当のポイントを獲得している選手
- 開催2週前の今季のフェデックスカップポイントランクでトップ80
- オルタネイト(120名に達するまで今季のフェデックスカップポイントランキングの上位から選出)
2.7. WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー
WGCデルテクノロジーズ・マッチプレーの優先出場資格の基準は以下のとおりとなっています。
- 開催10日前の世界ゴルフランキングのトップ64の選手
- 上記の選手で辞退者がいた場合、次に最高位の選手
PGAツアーの出場資格と優先順位
PGAツアーの出場資格と優先順位をまとめています。
3.1. エリジビリティ・ランキング
- 全米オープンもしくは全米プロゴルフ選手権の過去5シーズンと今シーズンの覇者
- プレーヤーズチャンピオンシップの過去5シーズンと今シーズンの覇者
- マスターズ・トーナメントのの過去5シーズンと今シーズンの覇者
- 全英オープンの過去5シーズンと今シーズンの覇者
- ツアーチャンピオンシップの過去3シーズンと今シーズンの覇者
- 世界ゴルフ選手権の過去3シーズンと今シーズンの覇者
- メモリアルトーナメントの過去3年の覇者
- アーノルドパーマー・インビテーショナルの過去3年の覇者
- ジェネシス・インビテーショナルの過去3年の覇者
- 直近5シーズンのフェデックスカップ年間王者
- 過去2シーズンと今シーズンのPGAツアー公式戦の覇者、複数回優勝の選手は5シーズンまで資格を獲得
- 過去2シーズンと今シーズンのPGAツアー公式戦を制したアマチュア選手
- 生涯獲得賞金による出場資格
- A. 前シーズン終了時点で生涯獲得賞金ランキングでトップ50に入る選手は次シーズンの出場権を一度限り選択できる
- B. 前シーズン終了時点で生涯獲得賞金ランキングでトップ25に入る選手は次シーズンの特別な出場権を1度限り選択できる
- スポンサー推薦
- コミッショナー推薦
- 今シーズンのPGAクラブプロ王者
- PGAセクションの王者もしくは最優秀選手
- オープンクオリファイによる出場権(開催週の月曜日に行われる)
- 各トーナメントの過去の優勝者
- 1970年より前の覇者:回数無制限
- 2000年以降の覇者:5シーズンまで
- ライフメンバー(永久シード:15シーズン以上プレー & 20勝以上)
- フェデックスカップ年間ランキングでトップ30
- フェデックスカップ年間ランキングでトップ125
- ノンメンバーで前シーズンの125位相当のポイントを獲得した選手
- メジャー・メディカル・エクステンション(コミッショナーから認められた重度の公傷選手)
- 下部ツアーで3勝した選手
- 下部ツアーのレギュラーシーズンとファイナルのそれぞれのポイントランク1位
- 前週のトーナメントでトップ10フィニッシュをした選手
- 前シーズンの下部ツアーのファイナルにおいて上位になった選手(今シーズンの獲得ポイントでリオーダーされる)
- PGAツアー公式戦で300回以上の予選通過
- 下部ツアーの公傷制度の適用を受けた上位選手
- PGAツアーの最終ユニバーシティ・ランキングで1位の選手
- 今シーズンの下部ツアーで3勝した選手
- マイナー・メディカル・エクステンション(コミッショナーから認められた軽度の公傷選手)
- 前シーズンのフェデックスカップランキングで126位から150位の選手
- 出場権を有しないメジャー・メディカル・エクステンションの選手
- フェデックスカップポイントランキングの150位より下位の過去のPGAツアー公式戦の覇者とベテランメンバー(通算150回以上の予選通過)
- 過去のPGAツアー公式戦の覇者
- スペシャル・テンポラリー・メンバー(ノンメンバーで前シーズンのフェデックスカップランキングで150位以上のポイント獲得)
- チームトーナメントの覇者
- ベテランメンバー(PGAツアーの公式戦で最低150回予選通過、生涯獲得賞金で順位)
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