またもプレーオフを逃し、フラストレーションがファンだけでなく、チーム内にもたまるシアトル・マリナーズです。
それでも忍耐強くチームの応援を続けるファンにとって気になるのかシーズンオフの戦力補強です。
シーズン終了後に社長のジェリー・ディポト、GMのジャスティン・ホランダーらが記者会見を行い、シーズンオフの補強の方向性について言及しました。
- 基本的には年俸総額は増えることになる
- FA市場では数年の中で少なくとも打者の選手層は薄いと考えている
- 大谷翔平が求めているものに一番フィットしているが肘の問題もあり不透明
- テオスカー・ヘルナンデスへのクオリファイングオファー
テオスカー・ヘルナンデスへのクオリファイングオファーは検討事項で、今年は仮に提示した場合2050万ドル程度の1年契約になると見込まれています。
https://getinfomation.net/mlb-trade/qualifying-offer-for-2024/
この金額は1年1400万ドルだったテオスカー・ヘルナンデスからすると悪くない数字です。
テオスカー・ヘルナンデスの成績は以下の表のとおりとなっています。
26本塁打、93打点、打率.258/出塁率.305/長打率.435/OPS.741と、悪くはないものの、今一歩という面もあります。
年齢も来季途中で31歳になることを考えれば、仮に提示された場合にはそのまま受諾して、再契約となる可能性が否定できません。
他にもローガン・ギルバートの年俸調停が始まり、複数年契約のフリオ・ロドリゲス、マルコ・ゴンザレス、ルイス・カスティーヨ、ロビー・レイ、アンドレス・ムニョス、ディラン・ムーアらによって年俸総額が2580万ドルほどプラスになる見込みとなっています。
そのためか、年俸総額が増えるといっても、自然に金額が増えることを意味している可能性が高そうです。大物選手の獲得をFA市場で行うというよりは、トレード市場で動くことが予想されているマリナーズです。
来シーズンに昇格するインパクトのあるプロスペクトがいないとされていますので、トレード補強が注目ポイントになりそうです。