ヤンキースは先発ローテ投手、外野手もしくは三塁手での左打ちの強打者が補強ポイントとなっています。
打者に関してはFA市場でコディ・ベリンジャーらの名前が挙がっていますが、トレード市場ではパドレスのファン・ソトの名前が頻繁に言及されています。
打者として長期にわたって安定した成績を残していること、長打力に加えて、四球を選ぶ選球眼と忍耐力などを兼ね備えていることなどから、ファン・ソトの評価はかなり高くなっています。
すでに一部の報道では合意には近くないもののヤンキースとパドレスが交換要員についてやり取りをしたともされています。
そのトレード交渉に関してヤンキースが良い感触を得ていると報じられています。
MLB公式サイトによると、以下のように伝えられています。
According to MLB Network insider Jon Heyman, the Bronx Bombers “feel fairly good about the Juan Soto sweepstakes at the moment.”
“That’s the pressing issue right now [for the Yankees],” Heyman said. “I think they believe that he will be traded and maybe traded even at the [Winter] Meetings that are coming up in Nashville, and they feel like they’re in a good position.
ヤンキースが争奪戦で好感触を得ていること、ヤンキースにとって重要度の高い交渉であること、ソトがトレードとされる、場合によってはウィンターミーティングで成立するかもしれないとヤンキースが考えていること、などが伝えられています。
では、なぜヤンキースはファン・ソトのトレード獲得に良い感触を得ているのか?ということになりますが、以下のような理由からのようです。
- ファン・ソトの争奪戦に多くのチームが参戦してはいないとの感触をヤンキースが得ている
- 年俸調停で3100万ドルから3200万ドルとなる年俸が高額であり、交換要員のプロスペクトの両方を負担できるチームは少ない
すでにパドレスは交換要員としてジェイソン・ドミンゲス、アンソニー・ボルピーらを要求したようですが、それに関しては両者ともにヤンキースは拒否したようです。
FA市場ではコディ・ベリンジャーがトップ評価の野手となりますが、次の打者は一気にランクが落ちるため、ヤンキースが求めるような選択肢が多いわけではありません。
コディ・ベリンジャーの年度別成績は以下の表のとおりとなっています。
ファン・ソトの年度別成績は以下の表のとおりとなっています。
しかも、ファン・ソトのほうがコディ・ベリンジャーよりもランクが高いので、ヤンキースのウィンターミーティングで注目の動向となります。
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