ヤンキースがフリーエージェントのマーカス・ストローマンと本格的な交渉を行っているようです。
MLBネットワークのJon MorosiがXで以下のように伝えています。
The Yankees have emerged as the top candidate to sign Marcus Stroman, source says. I’m told the sides have had productive discussions in recent days.
マーカス・ストローマンと複数の球団が交渉を行っているのですが、その中でもヤンキースが契約に向けてのトップランナーであることが伝えられています。
マーカス・ストローマンの年度別成績は以下の表のとおりとなっています。
2023年はカブスで投げ、27試合(先発25)136回2/3で防御率3.95、10勝9敗、WHIP1.26という成績を残しています。
派手さはないものの投球は安定していて、与四球率(9イニングあたりの与四球数)は3.4、被本塁打率(9イニングあたりの被本塁打数)は0.6となっています。
被本塁打数が少ないのはゴロを打たせることができるためです。
規定投球回数には達していませんがゴロ比率は57.1%と非常に高い数字で、これよりも良い数字を残している投手は多くありません。
規定投球回数に到達している選手ではローガン・ウェブの62.1%くらいです。
ヤンキースタジアムは狭い球場のため、フライボールピッチャーは被本塁打数が増えがちで、あまり向いていません。
ヤンキースが先発ローテ補強に動きながらも、今永昇太にさほど熱心ではなかったのもフライボールピッチャーのためです。
マーカス・ストローマンは完全にグラウンドボールが多い投手で、ヤンキースの求めるニーズを満たしています。
ちなみに獲得に動いているとされるブレイク・スネルは44.4%で両リーグ16位、ジョーダン・モンゴメリーは43.2%で両リーグ22位と、ヤンキースの方針に合致しています。
これらのことを考慮すると、ヤンキースがマーカス・ストローマンを高く評価していても不思議ではありません。
ゲリット・コール、カルロス・ロドンに続く先発ローテの3番手格が期待されることになりそうですが、今後の動向が注目されます。
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