ヤンキースのほかにもカブスなどがファン・ソトのトレード獲得に興味を示していることが伝えられています。
ただ、それと同時にパドレスが本当に交渉に応じて、放出に踏み切るのかというところが疑問符がつくところとして報じられています。
しかし、パドレスは5000万ドル規模の年俸総額の削減を目指しているため、ファン・ソトを放出せざるをえないとのメディアの予想も存在します。
2023年の年俸総額は2億5500万ドルとMLB全体でも高額なのですが、2024年はテレビの放映権収入が減少することもあり、年俸総額を削減せざるをえないようです。
ESPNのAlden GonzalezがWhy baseball is buzzing about Padres trading Juan Sotoで以下のように伝えています。
And next year, the Padres will be without a TV contract that used to pay them in the neighborhood of $50 million annually, part of the fallout from Diamond Sports Group’s bankruptcy proceedings.
5000万ドル前後の放映権料を支払っていたメディアが破産を申請したようで、その収入なしで2024年を計画する必要があるようです。
パドレスの場合、問題なのは複数年契約だけで年俸総額が膨れ上がることです。
- ザンダー・ボガーツ:11年2億8000万ドル(平均2545万ドル)
- マニー・マチャド:11年3億5000万ドル(平均3181万ドル)
- フェルナンド・タティス Jr.:14年3億4000万ドル(平均2429万ドル)
- ジョー・マスグローブ:5年1億ドル(平均2000万ドル)
- ダルビッシュ有:6年1億800万ドル(平均1800万ドル)
- ジェイク・クロネンワース:7年8000万ドル(平均1143万ドル)
- ロベルト・スアレス:5年4600万ドル(平均920万ドル)
- キム・ハソン:4年2800万ドル(平均700万ドル)
- マット・カーペンター:2年1200万ドル(平均600万ドル)
ぜいたく税(戦力均衡税)は、契約の平均年俸による年俸総額が対象となります。
現時点で確定している契約だけで1億5318万ドルに達します。
しかも、ブレイク・スネル、マイケル・ワカ、セス・ルーゴ、ニック・マルティネスがFAとなったため、先発ローテの補強を必要としています。
その状況下では3000万ドル以上に年俸が上昇することが予想されるファン・ソトを抱えておくことは補強に対する制約が大きくなってしまいます。
それよりはファン・ソトの放出で、よりよい選手を獲得して、補強を進めることのほうが年俸総額削減の方針を実現しやすくなります。
![](https://i0.wp.com/getinfomation.net/wp-content/uploads/2023/09/San-Diego-Padres-payroll-projection-230926.png?resize=160%2C90&ssl=1)
パドレスには選択の余地がないとまで伝えるメディアもあるほどで、ファン・ソトのトレードに注目したいところです。
![](https://i0.wp.com/getinfomation.net/wp-content/uploads/2023/11/MLB_Catch_Large.png?resize=160%2C90&ssl=1)
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