マリナーズの三塁を2023年に守ったのはエウヘニオ・スアレスでした。
エウヘニオ・スアレスは162試合に出場し22本塁打、打率.232/出塁率.323/長打率.391/OPS.714という成績を残しました。
162試合に出場するなどマリナーズのレギュラー格だったのですが、ダイヤモンドバックスのリリーフ投手であるカルロス・バルガス、捕手であるセビー・ザバラとの2人との交換でエウヘニオ・スアレスは移籍することになりました。
エウヘニオ・スアレスは2019年のレッズ在籍時には49本塁打、マリナーズ移籍後も2022年に31本塁打を記録するなど、長打力が魅力の選手です。
しかし、大きな弱点があり、三振数が多く波が荒い選手です。
出塁率自体は悪くないのですが、打率が低く、2022年に196三振、2023年には214三振でリーグ最多を記録しています。また2024年は32歳にシーズンを迎えるなど、下落傾向が勢いを増す年齢になることも不安材料です。
ですが、ダイヤモンドバックスは三塁手としてエマヌエル・リベラが86試合の出場で打率.261/出塁率.314/長打率.358/OPS.672にとどまりました。
補強したいポジションではあり、アップグレードになる期待ができるエウヘニオ・スアレスの獲得です。
スアレスはもともとレッズと2024年までの7年6600万ドルに加えて、2023年に1500万ドルで契約できるチームオプションとバイアウト200万ドルが付帯しています。
マリナーズは放出により、1128万5715ドルと200万ドルのバイアウトの合計1300万ドル余りを削減したことになります。
マリナーズが獲得したカルロス・バルガスは来年シーズン開幕時に24歳という若い投手で、2023年にメジャーデビューを果たし、5試合2/3で防御率5.79にとどまっています。
セビー・ザバラは2023年にホワイトソックスとダイヤモンドバックスの2球団でプレーし、打率.171/出塁率.230/長打率.314/OPS.545に終わっています。
捕手には145試合に出場し30本塁打を記録したカル・ローリーがいますので、セビー・ザバラは年俸も70万ドル程度でバックアップ要員としての期待になりそうです。
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