Mass LIveの Sean McAdamがMLB Notebook: Red Sox need innings-eaters as part of rotation overhaulというタイトルの記事で、今永昇太に関心を示していることを伝えています。
レッドソックスがプレーオフの争いから脱落した原因の一つが先発投手陣の弱さです。
そもそも投手陣が不安定で、チーム防御率は4.82とMLB全体で23位にランクされています。
さらに深刻なのが先発投手陣で、全体での投球回数がアスレチックスとジャイアンツが下にいるだけのMLB全体で28位となっています。
そのため多くのイニングを消化してくれる先発投手を必要としていると、アレックス・コーラが発言しています。
山本由伸、ブレイク・スネルら候補となる投手はいるのですが、それらの選手よりも価格は低くなると予想されているのが今永昇太です。
ただ、今永昇太がMLBでイニングイーターになれるほどのタフさがあるのかどうかには疑問符はつきます。
今永の2023年9月23日時点での成績は以下の表のとおりとなっています。
千賀滉大の活躍もあり、再び日本人投手の株が上昇しています。
その状況下でレッドソックスが山本由伸だけでなく、今永昇太のスカウティングにも熱心だと記事では伝えられています。
NPBでの7年で通算防御率3.24は安定感を物語っています。
その一方で投球イニングは7年間で854回2/3と平均で122回強と際立った数字ではありませんし、二けた勝利も3シーズンにとどまります。
しかも、今永昇太はフォーシームが投球の主体で、しかもキレイな回転をしていることもあり、MLBでは被本塁打が増えるのではないかという不安もあります。
それでもWBCでのパフォーマンスと、今季の143.2イニング、防御率2.26、11勝4敗、奪三振132、WHIP0.94は目を引く数字ではあります。
山本由伸が破格の数字を手にすることは確実ですが、今永昇太がどのような評価を受けるかも、今後の日本人投手の評価に影響を与えそうです。
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