ナ・リーグのサイヤング賞を獲得したブレイク・スネルは、山本由伸が決まった後も2024年以降の契約先が決まっていません。
メジャーで1球も投げていない山本由伸が12年3億2500万ドルで合意していることを考えれば、法外な要求ではないはずですが、それに応じる球団は今のところ現れていません。
USA TODAYのBob Nightengale氏がWhy are there no Black catchers in MLB? Backstop prospects hoping to change perceptionで以下のように伝えています。
Cy Young winner Blake Snell continues to seek a contract that will pay him at least $240 million, and now awaits to see what team blinks first. The New York Yankees made an introductory offer for nearly $100 million less, which was quickly dismissed, before they turned to Marcus Stroman to fill their vacancy with a two-year, $37 million deal.
少なくとも2億4000万ドルの契約を求めていて、今のところどのチームも応じていないようです。ヤンキースがブレイク・スネルにオファーをしたと報じられましたが、それは1億ドルを切る提示だったようで、すぐに拒否していたとのことです。
ヤンキースはそれを受けて、即座にマーカス・ストローマンに注力し、2年3700万ドルで合意しています。
ヤンキースは関心があったので、とりあえずブレイク・スネルにオファーをしてみたものの、隔たりが大きすぎて、そのあとさらに交渉が進むようなことはなかったと考えられます。
さらにBob Nightengale氏は以下のように書いています。
While several teams still remain engaged with Snell while seeing if his price tag drops, the Toronto Blue Jays in particular have been quietly monitoring his free agency.
複数のチームが、ブレイク・スネルの要求額が下がるのを持ちながらコンタクトを続ける中、とりわけブルージェイズが静かにその動向をモニタリングしているようです。
ブレイク・スネルの要求している金額を考えると、経済規模の大きいチームしか本格的なオファーをすることができないのが現実です。
アーロン・ノラが7年1億7200万ドルでフィリーズと契約していますので、それを超えたあたりに落ち着くとしても、経済規模が大きいチームでないと手に負えません。
スプリングトレーニングではなく、シーズン開幕まで待つことも辞さない姿勢と言われていますが、2億ドルのラインが攻防戦になりそうなブレイク・スネルです。
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