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オプションの行使は?MLBの2024シーズン契約動向

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メジャーリーグの2023-24シーズンオフの序盤の注目ポイントの一つが選択権(オプション)の行使の有無です。

このページでは2024シーズン契約のオプションの行使の有無をまとめています。

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1. オプトアウト

エドゥアルド・ロドリゲス(タイガーズ/LHP)

エドゥアルド・ロドリゲスは2022年から2026年の5年7700万ドルの契約を結びましたが、30歳になったところでオプトアウトする権利が付帯していました。

2023年の成績が26試合152回2/3で防御率3.30、13勝9敗、143奪三振と結果を残しました。2023‐24シーズンオフのFA市場が人材不足ということもあり、3年4900万ドルを全うすることよりも、オプトアウトしたほうが良いと判断したようです。

マーカス・ストローマン(カブス/RHP)

マーカス・ストローマンは31歳から2年5000万ドル+2100万ドルのプレイヤーオプションでカブスと契約していました。その2100万ドルのオプションを行使せずに、FAとなることを選択しています。

2024年が33歳となりますが、FA市場の投手が乏しいこともあり、複数年契約を手にできる可能性が高いため、FA
FAを選択しています。

マーカス・ストローマンの2023年は27試合136回2/3で防御率3.95という結果を残しています。2100万ドルのオプションも悪くないと思われますが、FA市場の人材不足を見通した契約オプションのオプトアウトと言えそうです。

2. オプション行使

ジョシュ・ベル(マーリンズ/1B)

ジョシュ・ベルは1年1650万ドルの単年契約に、2024年を1650万ドルで契約できるプレイヤーオプションが付帯していました。

その権利をジョシュ・ベルは行使したことになります。30歳となった2023年は150試合に出場し22本塁打、74打点bで打率.247/出塁率.325/長打率.419/OPS.744という成績を残しています。

マックス・ケプラー(ツインズ・OF)

ケプラーは2019年から2023年の5年3213万ドルに2024年を1000万ドルで契約できる選択権をチームが有するクラブオプションが付帯していました。

そのオプションをツインズが行使して2024年を1000万ドルで契約することになりました。2023年のケプラーは130試合に出場し、打率.260/出塁率.332/長打率.484/OPS.816、24本塁打という成績でした。

ホルヘ・ポランコ(ツインズ/2B)

ホルヘ・ポランコは2019年から2023年の5年2575万ドルに2024と2025に条件を満たせば自動的に有効になるべスティングオプションとチーム側に選択権があるチームオプションが付帯した契約を結んでいます。

べスティングオプションが有効になるには2023年に550打席を立つ必要がありましたが、達成できませんでした。

しかし、80試合の出場ながら14本塁打、打率.255/出塁率.335/長打率.454/OPS.789と、まずまずの結果を残しています。そこを評価してのクラブオプションの行使のようです。

アンドリュー・ヒーニー(レンジャーズ/LHP)

アンドリュー・ヒーニーは2023年の1年1250万ドルに、2024年を1300万ドルで契約できるプレイヤーオプションが付帯している契約を結んでいました。

34試合で防御率4.15と今一歩ということもあり、FAではなくオプションの行使を選択したようです。

ホセ・レクラク(レンジャーズ/RHP)

ホセ・レクラクとは2019年から2023年の5年2000万ドルに、2024年を625万ドルでの契約の選択権をチームが有するクラブオプションが付帯した契約を結んでいました。

リリーフとして57試合に登板して防御率2.68と安定した成績を残していますので、30歳となる2024年シーズンを625万ドルで買い取る決断は、チームにとって難しいものではなかった想像できます。

3. オプション行使拒否

マイケル・ワカ(パドレス/RHP)

2023年は1年750万ドルの契約でしたが、2024年と2025年をそれぞれ1600万ドルで契約できるチームオプションが付帯していました。しかし、それをパドレスは行使しませんでした。

さらに2024年を650万ドルで契約できるプレイヤーオプションがあるのですが、それは行使せずにFAとなることを選ぶようです。24試合134回1/3で防御率3.22と結果を残していますし、FA市場の人材が不足していますので、FAを選択するのは自然な流れと言えそうです。

ジョーイ・ボット(レッズ/1B)

2014年から2023年の10年2億2500万ドルに、2024年を2000万ドルで契約できるチームオプションが付帯する契約です。レッズはオプションを行使するのではなく、700万ドルのバイアウトを支払うことを発表しています。年齢が40ということもあり、このまま引退することもありえそうです。

コディ・ベリンジャー(カブス・OF)

1年1750万ドルに双方の同意で有効になる1250万ドルミューチャルオプションが付帯していましたが、ベリンジャー側が行使を拒否したため、FAとなりました。これに伴い500万ドルのバイアウトをベリンジャーは受けとることになります。

2023年は打率.307/出塁率.356/長打率.525と結果を残し、FA市場の目玉の一人と目されていましたので、驚きのないうごきでした。

ホルヘ・ソレア(マリーンズ/OF)

1300万ドルのプレイヤーオプションの行使をせずにFAを選択しました。2023年の成績はキャリアの中でセカンドベストと言えるもので137試合で36本塁打、打率.250/出塁率.341/長打率.512/OPS.853となっています。

ウィット・メリフィールド(ブルージェイズ/UT)

ウィット・メリフィールドは5年2700万ドルに相互の同意で更新できる1800万ドルの相互オプションが設定された契約でした。両者ともにこのオプションの行使を拒否したためFAとなっています。

ティム・アンダーソン(ホワイトソックス/SS)

ホワイトソックスは1400万ドルのチームオプションの行使を拒否しました。打率.245/出塁率.286/長打率.296の成績しか残せていませんので、妥当な決断と言えそうです。

本人は打撃だけでなく、守備面でも数字が落ちているとされ、厳しい状況となりそうです。

ジャスティン・ターナー(レッドソックス・DH)

ジャスティン・ターナーは1340万ドルのプレイヤーオプションを行使せずに、670万ドルのバイアウトを受け取りFAとなることを選択しています。2023年は146試合で23本塁打、96打点、打率.276/出塁率.345/長打率.455/OPS.800という成績を残しています。

ニック・マルティネス(パドレス/RHP)

パドレスは1600万ドルのチームオプション、マルティネス側は800万ドルのプレイヤーオプションを双方とも行使しなかったため、FAとなりました。スイングマンとして110回1/3で防御率3.43と安定した成績を2023年に残しています。

セス・ルーゴ(パドレス/RHP)

750万ドルのプレイヤーオプションを行使せずFAとなりました。146回1/3を投げて防御率3.57という安定した結果を先発投手として残しました。

マイク・クレビンジャー(ホワイトソックス/RHP)

1200万ドルの相互オプションを マイク・クレビンジャー側が拒否して、400万ドルのバイアウトを受けるとることを選択しました。

2023年は131回1/3で防御率3.77という成績を残していて、FA市場で複数年契約を手にする可能性が高そうです。

リアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス/RHP)

3年5400万ドルに1500万ドルのチームオプションがつく契約でしたが、ホワイトソックスは行使しなかったため、リアム・ヘンドリックスはFAとなりました。トミー手術をうけて2024年はプレーできない見込みです。

ヘクター・ネリス(アストロズ/RHP)

2年1600万ドル+850万ドルのプレイヤーオプション、バイアウト100万ドルの契約を結んでいましたが、オプションを行使せずにFAを選択しました。2023年は68回1/3で防御率1.71と素晴らしい成績で、アストロズに大きな貢献を果たしました。

ランス・リン(ドジャース/RHP)

2024年は1800万ドルのチームオプションに、行使しない場合のバイアウト100万ドルが設定された契約でした。ドジャースが行使を拒否して、FAとなりました。36歳の2023年は32試合183回2/3で防御率5.73と、イニングイーターレベルの成績しか残せませんでした。

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