ヤンキースは82勝80敗と勝ち越しはしたものの、ア・リーグ東地区の4位に沈み、ポストシーズン進出とは遠い位置でシーズンを終えました。その一因となったのが攻撃力の不足です。
以下はチーム全体の数字で両リーグでの順位となります。
- 打率:.227(29位)
- OPS:.701(24位)
- 本塁打:219(9位)
- 得点:673(25位)
アーロン・ジャッジが50試合以上欠場しながらも打率.267/出塁率.406/長打率.613/OPS1.019、37本塁打と気を吐いていますが、周りを固める打者が期待外れになっています。
ジャンカルロ・スタントンは60試合以上欠場し、さらには打率.191/出塁率.275/長打率.420/OPS.695と無残な数字になっています。
主軸で左打ちのアンソニー・リゾも打率.244/出塁率.328/長打率.378/OPS.706に終わっています。
主軸でOPSが.800を超えたのはアーロン・ジャッジ以外ではグレイバー・トーレスだけで、しかも右打ちです。
そのため「左打ち」「攻撃力がある野手」というのは重要な補強ポイントとなっているヤンキースです。
その補強ポイントに合致しているのがフアン・ソトです。35本塁打、打率.275/出塁率.410/長打率.519/OPS.930とレベルの高い成績を残し、なおかつ左打ちの外野手です。
ただ、パドレスはチームを完全に解体するわけではありません。ただ、2023年の年俸が2300万ドルと高く、2024年はさらに高騰するのが確実です。その状況下でパドレスは年俸総額の圧縮をしていく方針のため、適正な条件を提示されたらトレードに応じる可能性があります。
FA市場でのコディ・ベリンジャーもターゲットになると考えられていますが、すでにヤンキースはパドレス側とフアン・ソトのトレードについて、準備段階ではあるものの話をしていることが伝えられています。
SNYのAndy MartinoのSources: Yankees, Padres have had preliminary Juan Soto conversationの記事では以下のように伝えています。
The Yankees have already had one preliminary conversation with the San Diego Padres this offseason about superstar outfielder Juan Soto, league sources say. Talks have not yet progressed beyond that initial check-in.
最初の段階を超えるような話し合いではなかったようですが、ヤンキースが関心を示していることは間違いなさそうです。
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