2023‐24シーズンオフに最も動いたチームの一つとなったシアトル・マリナーズで、ロースターはほぼ固まったようにも見受けられます。
動くとしてもトレード市場での動く可能性があると考えられますが、それだけでなくフリーエージェント市場での動きも、まだ選択肢となっているようです。
マリナーズの地元メディアであるシアトル・タイムズが以下のように伝えています。
Of that quartet of proven players available, the Mariners have discussed the possibility of adding Chapman to fill the starting third-base spot previously held by Eugenio Suarez. The Mariners’ current plan is to use a platoon of utility infielders Luis Urias and Josh Rojas at the position. Neither is considered to be optimal options from a defensive standpoint, while their combined offensive contribution is uncertain.
昨シーズンはエウヘニオ・スアレスが守っていた三塁に、マット・チャップマンを獲得する可能性について、マリナーズ内部で話し合いが行われているようです。
現時点でマリナーズは三塁にルイス・ウリアス、ジョシュ・ロハスの2人を併用するプランを持っています。
ただ、攻撃面での貢献がどれだけ期待できるのかも不確かなうえに、守備力としても最適とは言えないコンビであるとシアトル・タイムズは問題点を指摘しています。
マット・チャップマンの2023年は攻撃面ではイマイチでした。140試合で本塁打17、打率.240/出塁率.330/長打率.424/OPS.755という成績でした。
しかし、守備力は健在なところを見せていて、自身2度目となるゴールドグラブ賞を獲得しています。
140試合以上出場しているシーズンでは本塁打も多く、貴重な長打力のある三塁手です。
- 2018年(145試合)24本塁打/OPS.864
- 2019年(156試合)36本塁打/OPS.848
- 2021年(151試合)27本塁打/OPS.716
- 2022年(155試合)27本塁打/OPS.757
実際に獲得するには予算の枠を広げてもらう必要があるので、オーナー側の承諾を得る必要があります。
また、代理人のスコット・ボラス氏が安いオファーで納得する可能性は低いので、そのあたりも予算に制約のあるマリナーズにはネックとなります。
ただ、この3塁を補強すれば、打線にも厚みがでるため、今後のマリナーズの動きが注目されます。
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