レッドソックスとブレーブスのトレードによって、エース格のクリス・セールが移籍することになりました。
先発投手陣が弱いわけではないブレーブスが、さらなる強化を目指して獲得したクリス・セールですが、さらに契約延長をしたようです。
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— Atlanta Braves (@Braves) January 4, 2024
クリス・セールはレッドソックスと5年1億4500万ドルの契約延長を行い、2024年が契約最終年でした。
ただ、2024年にサイヤング賞投票で10位以内に入れば、自動的に2000マンドルで延長されるべスティングオプションも付帯していました。
2024年には年俸の支払いが2750万ドルとなっていたのですが、それを上書きするような契約延長となります。
新しい契約は2024年が1600万ドルで、2025年が2200万ドルの2年3800万ドルで合意したようです。
この契約延長によって、クリス・セールは保証額が2750万ドルから3800万ドルに増えたことになります。
ブレーブスにとってはぜいたく税対象の年俸総額の削減に成功したことになります。
ぜいたく税の基準となる年俸総額は、後払いがない場合は、契約の平均年俸が対象となります。
クリス・セールの場合は5年1億4500万ドルのうち1000万ドルが後払いになるはずでした。が、基本的には平均額である2800万ドルから2900万ドル程度がぜいたく税の対象として加算されるはずでした。
しかし、2年3800万ドルが新しい契約となるためブレーブスは1900万ドルまで圧縮できることになります。
さらにレッドソックスがトレードの際に1700万ドルを負担することで合意していますので、ブレーブスが負担する金額はさらに小さくなります。
セールにとって保証額も増え、かつ、ブレーブスも年俸総額への影響を小さくすることに成功した契約延長と言えそうです。
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